建材メーカーのカタログを請求するついでに
そのメーカーの建材を使ったリフォームの事例集の冊子を取り寄せてみました。
勉強のために と思って。
まあ・・・
普通に リフォームってこいうものなんだろう と思います。
クロス 合板(シート?)フローリング 既成品建具できれいになった室内
システムキッチンに取り替えたキッチン
外壁をサイディングに張り替えた外観
建材メーカーのリフォーム事例なので当然ですが、
事例というか、カタログの中の1ページ みたいな感じです。
多くの「リフォーム」は、それなのです。
逆に言えば 「リフォーム」とは・・・
【 建材を選び、置き換える事 】
四の五の言わず、「新築そっくり」みたいに丸ごときれいになるなら
それはそれで、ひとつの「選択」だと思います。
「新品」「きれい」 って、基本的に日本人の多くが大好きですから。
そして、それなりに「安い」のだから、とってもよい事です。
だけど・・・ 事例集の冊子の中のある事例をみて、「これは嫌だな」と思ったものがありました。
それは 「元の家の状態を一部残し」てのリフォーム。
残したその「一部」が、かえって 「異質」 になってしまって
古いほうと新しいほうと まったく調和していないのです。
古いほうは、(どんなレベルであっても)職人が手作りし、さらに、時間が積み重なった「質」が、そこにあります。
一方、新しいほうは、古さを否定し、建材によって表面をおおってしまったもの (表層改良) なのです。
絶対に、うまく交わるものではありません。
「そこは思い出があるから・・」 というのが 古い部分を残そうとする理由でしょう。
でも考えて欲しいのは、、、それが本心なの? という事。
古い家が 「 汚らしい、使いにくい 」
という気持ちが、リフォームする動機である事が 基本的に最初だと思います。
とすると ・・・ 古い部分を一部残すというのは、
誰かに対する遠慮、、、
リフォームする「後ろめたさ」に対する正当化するための口実、、
だったりしないでしょうか?
つまり、古い部分って、本当は望まれてないように見えるのです。
思い出を残したいなら、タンスひとつだっていいはずです。
柱1本だっていいのです。
何か記憶と結びつく 【もの】 があれば、「思い出」を思い出す事ができるのですから。
古い家の一部を残すのに、特に思いやりもなく
表層改良 する事は
思い出を生殺しにしている
ように、私は見えてしまいます。
新築もリフォームも 新しく家を作る事
と私は思っています。 でも・・・
古い部分(古い記憶)がある分、リフォームは
より丁寧に考え、作らなければいけないと思います。
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改修する事を リフォーム または リノベーション と言います。
言葉はどちらでもよいのですが、
より丁寧につくるという意味で
リノベーション という言葉を使う事があります。
リノベーションとは ↓
http://s-coco.net/01renovation.html
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写真は、現在リフォーム設計中のYさんのお宅の近くにある家です。
もう、朽ちていくのを見守るだけの家です。
でも、こうゆう家に心惹かれてしまいます。
お金を掛けず手直しして、ひと花咲かせてあげたいという気持ちになります。
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自分らしく生きる シンプルな暮しと家
東京 リノベーション ・ 志田建築設計事務所
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あなたはどんな暮し方をしたいですか?
それができそうな家はありますか?
実現しそうですか?
「むり・・」と言われたり 「やっぱりむり・・」と思った事 ありますか?
・・・・
少し考え方を変えると、できるかもしれません。
よかったら、家の話しをしませんか。。
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