ある結婚披露宴が、目白の自由学園・明日館(みょうにちかん)で行われ、行ってきました。
この自由学園は、FLライトの設計で1921年(大正10年)に作られた建物です。
*自由学園・明日館 → HP
以前・・・(といっても もう20年近く前) 来た事があります。
その後、全面的に補修改修工事がされ、その後初めて その姿を見ました。
仕上げも基本的に全部新しくされ、きれいさっぱりしていました。
3年間の期間を要した改修工事のテーマのひとつに「オリジナルの復元」とあります。
ただの保存ではなく、復刻盤というような感じです。(保存に関わった方には、違う!と怒られてしまうかもしれません。)
20年前に見た時には、古く痛んではいても、ある種のオーラがあったのですが、今は、感じられません。
それはそれでしょうがないし、またこれから何十年と時間を積み重ねた時に、また「そうゆうもの」が備わっているのかもしれません。
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オリジナルを忠実に残す・・・・その方法もあるだろうし、「そうじゃないくては意味が無い」と考える人もいるでしょう。
私は、「復元」でもいい と考えます。
歴史的に重要な文化財として、ロープが張られ、遠くから見る事しかできないより、そこを使える事が大切だと思います。
「復元」といっても可能な限り使える材料は使っているわけですし、歴史に残る建築家の設計した建物の中に入れる事は、本当に幸せな事です。
完成した当時のままでなくても、何十年ごとに改修され使い続けられる事が、もっと多くなるといいと思います。
重要文化財ではなくても、、、
普通の建物も、、、
普通の家も、、、。
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残したい
と思われるものを作っていきたい。。