【 築10年木造住宅リノベーション i : y o (イヨ) ・・・ 工事前1階 】
木造住宅のリノベーションの設計で考えた事 第4回は
『 南の陽が入らず暗い 』 という問題について。
この家は、西側の道路に接する『西向き』の家です。
南側は同時に建てられた建売のうちの1棟で、境界ぎりぎりに建っています。
上の写真は、1階の道路から離れたダイニングを撮りました。
加工して少し明るくしてますが、
薄暗い という感じを
なんとなくわかってもらえると思います。
外はこうなっています。↓
【 築10年木造住宅リノベーション i : y o (イヨ) ・・・ 工事前外観 】
南の家の駐車スペースだけが、家が離れています。
その部分に面した2階にある和室の窓は、日中よく陽が入りますが
南側にあるそれ以外の1階2階の窓は、陽が入りません。
とにかく、この家全体にただよう 薄暗さ を変えようと思いました。
そのために考えた事は、
1)余計な仕切りをなくす事
2)部屋の色を明るくする事
3)陽が入るところから光を持ってくる事
です。
*この3つは、北向きの家や周囲を囲まれた家など、南の陽が入らない家で使えます。
1枚目の写真の方向は、工事後にこうなりました ↓
1枚目の写真の右側に、階段+廊下(玄関) があり、部屋(リビング)とそちら側の 境壁を無くしました。
角度を変えてみると ↓
部屋と 階段+廊下 との境壁がなくなった事で、かなり明るくなりました。
壁を無くしただけでは、冷暖房する時困るので、障子を入れました。
障子が2本ありますが、部屋の角に寄せられので
障子を使う開口の巾は全部オープンになります。
さらに考えました。 ・・・
こちら側の部屋、、リビングの上には、唯一南の陽が入る和室があります。
和室の床を無くせば、一番効果的に1階を明るくできますが
必要な部屋ですからそんな事はできません。
ではどうするか・・・・・
次回へ。
(つづく)
【リノベーション】設計で考えた事(4) 西向き・薄暗い部屋(前)
【リノベーション】設計で考えた事(5) 西向き・薄暗い部屋(後)
文と写真だけでなく、平面図を見ながらなら、もっと理解しやすいと思います。
この i : y o (イヨ) の工事前と工事後の平面図をお渡ししています。
何が問題で、どんな事を変えたのか、という解説も書きこんでありますので
そちらと合わせてこのブログを見ていただけると、よりわかりやすいと思います。
下記より i : y o 平面図 をお受け取りください。
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