三菱一号館美術館で開催中の
ヴァロットン 黒と白 展に行った。
*
木版画の作品達はどれも魅力的で、見ていて楽しい。
解説のどこかに「皮肉な視線」とあったが、客観的な対象の捉え方と構図が素晴らしい。写真ではないがどこかソール・ライターを思い出した。
基本的に木版画で小さなサイズ作品達の展示には、小さな部屋で区切られるこの美術館は合っていると思う。
作品を使った動画がなかなか秀逸!1つの作品として見れる。
また、作品の中の一部を使い、展示室の間などに面白い投影があり楽しい。
行くか迷っているなら、オススメします。
*
「三菱一号館」は、1894(明治27)年、、英国人建築家ジョサイア・コンドルによって設計された、
、、洋風事務所建築です。全館に19世紀後半の英国で流行したクイーン・アン様式が用いられています。
(略)
この建物は老朽化のために1968(昭和43)年に解体されましたが、40年あまりの時を経て、コンドルの原設計に則って同じ地によみがえりました。
今回の復元に際しては、明治期の設計図や解体時の実測図の精査に加え、各種文献、写真、保存部材などに関する詳細な調査が実施されました。
また、階段部の手すりの石材など、保存されていた部材を一部建物内部に再利用したほか、意匠や部材だけではなく、
その製造方法や建築技術まで忠実に再現するなど、さまざまな実験的取り組みが行われています。
19世紀末に日本の近代化を象徴した三菱一号館は、2010(平成22)年春、三菱一号館美術館として生まれ変わりました。
*
( 三菱一号館美術館 ヒストリー より)
新しいけれど、かなり忠実に再現されたようで、あまりにあからさまな表と裏みたいな部分がなく、「昔のままです」と言われても受け入れてしまうかも。
階段や廊下が丁寧に作られているのが好感。