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有元利夫+松川ボックス(設計:宮脇壇)

『春の音色を聴く 〜有元利夫 in 松川ボックス〜』
 
会期:2024年4月9日(火)〜5月18日(土)
開廊時間:火曜〜土曜日 午後1時から5時まで、1時間ごとの入れ替え制
休廊日:日曜日・月曜日
予約:完全事前予約制 ↓
 

有元利夫さんのまとまった作品が見れる貴重な機会です。

先日行ってきました。

個人的な感覚ですが、何か問いかけをされるような有元さんの作品を直に見る事ができてよかったです。

会場は、建築家・宮脇壇さん(故人)設計の「松川ボックス」という、個人住宅。個人のお宅であった家を、昨年からギャラリーとして活用されるようになり、展示とともにその家を体験できる事となりました。建築関係者にとっては願ってもない事ですし、これから家を考える人にも、体験する事が、家の参考になるのではないかと思います。

宮脇壇さんという人は「人の暮らし」を大切に考えられていた人なので、寸法や色使い、視覚的な効果などなど参考になる事が多いと思います。

松川ボックスを写真でご紹介します。

道路から少し奥まって、少し急な階段を上がって玄関になります。

▼1階リビング

ブルーのふすまは完成時からのものらしいです。

▼中庭方向

▼外から室内方向

▼この家は外壁および屋根がコンクリート造で内部の壁と床が木造です。

視覚的に構造体を分ける事でより通して広がりを感じますね。

▼トップライト

▼リビングから独立した、北側にあるキッチンは、壁天井が黄色に塗られています。

▼2階から階段見下ろし

▼1階の階段の上がり口部分は2階の床を一段上げて座る場所?が作られています

▼そこから奥を見ます

▼有元さんの作品

▼廊下から奥の部屋の方向

▼1階リビング見下ろし

▼2階個室

▼個室から階段方向

▼トップライト詳細

都心の密集地に作られたこの家。周辺の視線を気にせず暮らすためのコートハウスです。

中庭方向以外の3辺の壁は閉じられるので、狭さや暗さや苦しさを感じてしまうところを、トップライトと屋根の勾配を利用した吹き抜けによって、広がりと守られているような感覚を感じます。

気持ちよく暮らすための心遣いが、まだまだあります。

ぜひ行って、そんなものを見つけてください。

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