
1戸建て住宅の改修工事 杉並R に、追加工事の見積について施主Sさんにご説明するのと、確認したい事があったので、行きました。
新しく作る耐力壁の工事も進んでいます。(写真) きれいな仕事です。
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現場の事が終わると昼になり、大工さんと雑談。
大工さんが 「忙しいの?」 って聞きました。
おかげさまで私のところは、なんとかやっています。
「よく仕事がとれるね。」 と大工さん。
「頑張ってますよ!仕事とらないと、みなさんにやってもらえないから」 と私。
本当は <仕事とる> なんておこがましくて、「任せてみようか」って施主の方が声をかけてくださるおかげです。
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設計事務所として存在する事の意味は・・・
メーカーや建売の住宅に疑問を持ち、特別なものではなくて、でも、もっと本質的な部分で、ご自分やご家族の生きる場・暮らす場を真剣に考えられる方の住まいを実現するため
というのが第1にあります。
次に、工事をしてもらう職人さん達に、単にお金を得るためだけの仕事としてではなく、腕を生かしてもらうため
というがあります。持っている技術と経験を埋もれさせたくない!無くしたくない!と思っています。
設計図通りに出来ればいいのではなく、職人さんの意見を聞き、よりよくしたいのです。
現場では、設計事務所の人間は、「(事務的に)先生」と言われます。でも、本当の先生は、現場の人達なのです。その人達の技術や経験を吸収したいと いつも思っています。だからこそ、極力、何も悩まずに済む<既成品をポンと付けておしまい>という事をしたくないのです。
私のところで考える家は、みな、職人さん達が苦労してひとつひとつ手で作るものです。作る人達の誇りの集大成を施主に引き渡すのです。
そうゆう仕事をしてもらうものを考える事も、設計事務所として存在する意味 であります。
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東京 暮しリノベーション > 志田茂建築設計事務所
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