街はクリスマス的雰囲気を満ちています。
その街には赤いサンタ帽子の女の子達がいます。
「メイドカフェで=す!」 一人目はスル―。
2人目の子・・・ 通り過ぎ際に
「めいどかふぇ で す ・・・」 と小声でつぶやきました。
(そう聞こえただけ、、、だと思うけど。。)
思わず、、「えっ・・?」 と意識が向きました。
「 いいよ行っても。。」 とは思いませんでしたが、
なんだか ふぅ~ と心にその言葉が入ってしましました。(笑)^^
なんというか、ちょっと、マッチ売りの少女的な感じとでもいうか・・・同情の感情が湧いたんですね。
言葉って、恐ろしい~
***
先週末 Tさんの家の打合せでした。
Tさんの家・・・プランについてはほぼ決定なのですが、
家の形についてはまだでしたので、その打合せでした。
小さな家だから形もさっ~と決まりそうなんですが・・・
土地が小さいと斜線制限の影響がもろにあり、
「最大のボリュームをとりたい」という欲望とせめぎ合う事になり、
なかなか一筋縄ではいきません。
そんな試行錯誤をしている中で、今回、はっきりと自分で意識できた事があります。
解決策が見いだせない時、、何か、「カッコイイものにしよう!」
という意識が働くみたいです。
鉛筆が描く線が、曲線になったり、とんがったり・・・・
我ながら 「 おいおい・・・」 って感じです。
そうゆうものを作りたいわけではないのです。
施主の希望・要望・問題、、、そして敷地条件など
様々な状況を整理して、シンプルにまとめたいんです。
そのシンプルの追求すら、「何かカッコイイもの」につながる事にもなります。
シンプルにまとめる事が、何かの犠牲の上に成り立つのでは、意味がありません。
様々な条件を整理し、折り合いをつけ、気持ち良く全体がつながった時、
ふぅ~ と心が楽になります。そしてうれしくなります。
私が作りたい『シンプルなもの』とは、
” なにもなくなって、これしかありません ” というものではなくて
” 条件を整理して、これで大丈夫 ” というものです。
暮す事が窮屈(きゅうくつ)ではなくて、豊かに感じるもの(場) です。
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