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千住大橋の家ー工事中(6)




この家は某ハウスメーカーで建てた家です。築6年でリフォームをしました。
 
写真は洗面脱衣室。
システムの洗面台を無くし、新しく作りました。左にあったのを右に移動しました。
その理由は…
ガス乾燥機を使いたかったからです。
洗濯機が右のままその上に乾燥機が来ると、窓がふさがれてしまいます。なので、洗面器と洗濯機の位置を変えました。
 
以前、東京ガスに相談したところ「出来ない」と言われたそうです。ガス栓がないし、排気のダクトを出す壁の穴もないから。
 
東京ガスの立場としてはそうなのてしょう。でも、考えればできるんです。実際に出来ました。考えてリフォームを提案すれば「仕事」になったのに…もったいない。
 
「仕事」は別として、お客様の不満や不安に対して、工事業者は真剣に考える事をしません。ハウスメーカーですらそうなのですから…そんな事を期待するのは無理ですけどね。
 
話を洗面器に戻します。
 
写真を見ると「なんだ?これ?」と思いますよね。これは、業務用のシンクです。
 
この家の奥様Aさんにとって、洗面や歯磨きより、もっと重要な事がありました。
 
それは…
 
雑巾や子供達の靴を洗う事。
 
元気な男の子が3人。汚れ方も半端ではありません。それらを、システムの浅い洗面器で洗うの無理。ガシガシ洗いたかったんです。ですから、風呂の洗い場でやるしかありません。
 
「普通そうでしょ」と思うかもしれませんね。
 
でも、そういう行動ひとつ加わる事が手間に感じストレスになりますよね。
人それぞれ、そう思う事は違いますが。
 
Aさんにとっては「すぐ」「水跳ねを気にせず」できる事が必要でした。
 
深さのある洗面器を探しまくり提案しましたが、深さが中途半端。そしてご自分で「業務用シンク」を見つけられました。設計する側としてどうしても「洗面」に引っ張られ、「業務用シンク」なんて考えもしませんでした。
 
気にいったグリーンのタイルとともに、とても満足されています。
 
****
 
毎日の行動の中にある不満が、誰にも、幾つも、あると思います。
それを改善すると、暮らしがとても気持ち良くなります。
 
(つづく)
 

====

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コメント一覧

シダ
私のところでも実験用シンクを使っている家がいくつかあります。それを見ていらっしゃったので、最初は「それがいい」という事だったんです。一般的な洗面器よりいろんな物を洗うのに実用的ですからね。でも、もっと深さが欲しいという事で最終的に業務用シンクになりました。
はるちゃんママ
陶器の実験用シンクを見かけることありますが、そちらは候補にならなかったのですか?
homeroom-goo
はい、そんなイメージです。もっと大きな面で使うと、また感じが違います(なはず)。

業務用のシンクは、結構使い道があります。小学校や中学校で廊下に手洗い場がありましたよね?あんな感覚で、この家では使っています。
はるちゃんママ
素敵なタイル、ブルーとグリーンの中間色でしょうか?
シンクは、洗面にも洗濯にも使えるものですか?色々洗うことができそうですね。
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