月に2度ほど「家作り相談」開催しています。
前回お会いしたご夫婦は、それぞれの親といっしょに住む事をお考えでした。3世帯住宅です。
でも、問題がたくさんあります。3世帯で住む事の他にも、ご自分の家でやってみたい夢をお持ちです。
複雑で、何をどうしていいのか・・ どこから考えていいのか・・ 全部からまっているような状態でした。
いろいろお話ししてくださいました。
「まるで人生相談みたいですね!」
と言われました。
ご自分達だけの事考えて家が作れるなら、どんなにいいか・・・。
でも、家って、結構いろんな関係がからみます。それを「どうしたいか?」というのはご自分の「決断」です。
『決断する』という事は、「自分の人生を決める事」でもあります。
つまり・・家を考える事は、人生を考える事になるのです。
家の相談 = 人生相談
とも言えます。
しかし、簡単に決断なんてできません。悩みます。苦しいです。
ご相談がひと通り終わると、なんとなく整理がついたと言っていただきました。
「相談してよかった」と言われました。
「相談会」では、ご希望あれば 床材として使う「杉板のサンプル」をさしあげています。
ご夫婦は、せっかく家作りの事を考え始めたのに、それ以前の事で悩んでばかりですから、ちょっ「家づくり」にも気持ちを向けて欲しいと思いました。
それで、「こんなの使う事が多いんですよ」と 杉板 をおみせしました。
そうしたら・・・
ご夫婦が、ぱっ!と笑顔になられました。
杉板をなでながら、匂いをかぎながら 「いいですね~」と言ってくださいました。
私もうれしくなりました。
無垢の木は きっと
そんなふうに人の気持ちをなごませる事ができるんだと思います。
人間の感覚と「波長が合う」のだと思います。
私が、杉板をはじめ、無垢の木を 床に使う事をお勧めしている理由は、それなんです。
床に使う事で、いつも触れている事ができます。大袈裟な表現をすれば、いつも無垢の木に包まれていると言ってもいいかもしれません。
床板だけではありません。
無垢の木で作られたドア(建具)もまた、同じ効果があると思っています。
この写真は、先日オープンした帽子屋さんです。
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帽子のアトリエ・ショップ
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こちらのお店は、移転のために新しくこの場所にオープンしました。
以前のお店は、元々のお店をそのまま利用していて、ドアもご自分の気に入ったものではなかったそうです。
今回は、アンティークのドアを探されそれを使いました。
ご自分の気に入った木のドア・・・
オープン後に伺ってその話しになると、オーナーはふと 笑顔になりました。
無垢の木のドアも、、、人を笑顔にします。
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無垢の木 とは、、つまり 本物の木 です。
表面を張ったものではなく、木の柄をプリントしたものではなく
全部本物の木・・・ 木そのもの。
全部無垢の木で家をつくりましょう!・・・ とは、私は言いません。
でも
床と建具・・・本物の木で作りましょう。
笑顔になれます。
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関連
・ 杉の床の暮らし
・ [コラム]木製ガラス戸カタログ
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2月2日(土)家づくりの相談会
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申込締切 2/1