冬の部屋に差し込む光とガラス戸が、私の中ではセットでイメージ作られています。
小学校2年生まで暮していた古い家が、そのイメージを作ったのかもしれません。
いわゆる ” 昭和の古い家 ” です。
窓は、全部木製のガラス戸。
風が吹けば カタカタ ガタガタ
当然すき間から ヒュ~うっと風が入ります。
ガラスなんて、きっと2mmくらいの厚さだったんだと思います。
冬は寒い・・・ 改めて言うまでもなく 寒い。。
薄いガラスが寒さで余計に パリン としてるような・・・
今、その時の事を思い出すと・・・
そんな薄い境界でも、なんだか家に守られているような感覚
があったような気がします。
風が吹いてゆれる外の木の葉の影は
薄いガラス1枚で隔てられた外とは別の世界のような・・・
穏やかに晴れた冬の日の
ガラスを通して入る陽が当たる床が
とっても温かくて・・・
今となっては、美化された思い込みかもしれないけれど
私にとって、冬の光とガラス戸は
懐かしく、温かいものなのです。
ぴゅうぴゅう~
がたがた
ぽかぽか
写真は、70代の家リノベーション・上高田の家(R)の2階
オーダーで作った飾り棚。
ガラス戸の枠や桟をできるだけ細くしたいとお願いしました。
[ 製作 : 葉山ガーデン ]