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痴呆になってしまった人の家の床

 [合板フローリング(左)と杉板(右)の違い]

 

今朝のTVで、痴呆になってしまった人の事を特集で取り上げていました。

その中で・・・

その人が部屋で座っている場面があって

それを見て 「 あっ・・・ 」 と思いました。

 

それは・・・

「 家が冷たい 」

 

室温の冷たさではなくて 目でみる冷たさ です。

 

床は 合板フローリング のように見えました。

 

その場面は ローアングル でしたので

床の光の反射が目についたのです。

 

その 光の反射 が 冷たい 。。

 

光の反射とともに、実際に足で触れた時の感触も

合板フローリングは冷たいんです。

 

上の写真は ある家のリフォーム工事中のもの。

元は合板フローリングでしたが、その上に 厚さ15mmの杉板 を貼りました。

 

写真を撮ったのは 11月の末・・・ 寒いです。

 

この時

杉板を貼ってあるところと、まだ貼ってない 合板フローリングのところで

感じる温度がどう違うのか・・・

現場用のスリッパをぬいで片足づつ乗せて立ってみました。

 

そうすると

明らかに 合板フローリングのほうが・・・ 冷たい


写真見てもわかると思いますが

目でも、

左の合板フローリングのほうが ”冷たそう” に感じ

右の杉板ほうが ”温かい感じ” がすると思います。

 

色の違いもあるけれど

根本的に違うのは 光の反射。

 

合板フローリングは、当たる光をそのまま跳ね返す感じです。

パキーン と跳ね返されているイメージです。

 

杉板のほうは、光の反射が柔らかい。。

拡散されるイメージです。

 

**

 

痴呆になる理由はいろいろあると思います。

家がその原因の一つになるのかどうかはわかりません。

 

ただ

人の感情というのは エネルギー(波動)の一種 だと思うので

 

それが 負のエネルギーの場合

光と同じように パキーン と跳ね返されたら 辛くなります。

 

無垢の木である杉板は、適当に薄めてくれます。

もっと好意的な言い方をすると

” 拡散する事で、反射して戻る分を 『共有』してくれる ”

 

根拠はないですけどね。。。

 

でも、

合板フローリングの床の部屋と 無垢の木の床の部屋とでは

住む人の感じるものが違うのは、本当です。

 

痴呆になった人の家の床を、

無垢の木の床に張り変えたらどうなるのか・・・

それがいい事なのかどうなのか・・・

私にはわかりません。

 

逆に、「覚えている事」を無くしてしまい

余計に混乱させてしまう事になるのかもしれません。

 

では、そうなる前・・・

もっと早くから、家の床を変えていたらどうだったんだろう?

年齢に関係なく、心が弱る時があります。

その時に 無垢の木の床だったら、違うのだろうか?

 

医学的な根拠はないんですが

もしかしたら、、状態が違うのかもしれません。

 

無垢の木は、強度もあるけれど、柔らかさも持っています。

木が凹んだり傷が付きやすいのは、、、それだけ人をの力を吸収できるという事。。

 

日常の中で、実際に触れる事、目で感じる事、その両方で

やさしく見守っていてくれる・・・

 

私はそんなふうに思っています。

 

最初の写真の家は、こんな家になりました。


【 2世帯住宅リノベーション・板橋の家(R) 】


 

 

壁をなくしたので、柱が露出しています。

この家には(完成時)小さな男の子が3人います。

 

「 (柱に)よく頭をぶつけてます 」 と、その子達のお母さんは

笑って言いました。

 

危ないと言えば危ないかもしれないけど

柱の間の寸法は、普通の廊下と同じ巾がありますから、通る事は問題ないです。

 

「ぶつかる」という体験ができる

「ぶつかって痛い」という体験ができる

「物との距離感を感じる力」を養う事ができる

のです。

 

ぶつかれば、その力の程度に応じ 柱も凹むわけで

大けがをする事もない はず。。

 

人間の感覚とつながる事ができる・・・・

 

それが 無垢の木の良さです。

いや、、、人が暮す家には、絶対に必要だと思います。

 


子供が小さいからこそ、無垢の木の床にして欲しいです。

杉板を使った家の話しですが、”無垢の木の床板”全般に言える、木の床の良さについて書いています。

杉の床の暮し


とは言っても、無垢の木がどんな感じなのかは、実際に触れて感じて判断してください。

こちらで、無垢の木の床を体験する事ができます。

木について詳しい方の話しを聞く事もできます。

疑問に思う事、なんでも聞いてください。

木の床体験会12/16

参加した方には お好きな木のサンプルをプレゼントします



コメント一覧

しだ
記憶が減っていっても"なくならない"事は、辛い事、悲しい事、ではないんですね。家での時間は、記憶に残る部分も多いと思います。よい時間がたくさんある家でありたいですね。

ご両親のこらからの時間も、よい時間、であるといいですね。
はるちゃんママ
仕事で認知症の方に接する機会が度々あります。
色々なことに対する認識は若い頃と変わってしまっているのでしょうが、『美味しい』『気持ちがよい』など人間の本能的な感覚については、変わりないような印象を受けます。そんなことから、年老いた両親には、気持ちよい環境で暮らしてほしいと願います。
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