白熱灯も蛍光灯も、製造はもちろん輸入も
『(政府が)2020年度をめどに実質的に禁止する方針を固めた』
事を知っていますか?
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蛍光灯、実質製造禁止へ 20年度めど、LEDに置換
(朝日新聞DIJITAL)
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温暖化取り組みを
「私達はやってます」というところを見せたいのでしょう。
世界の国々との約束もあるでしょう。
でも、使用電力が少ないというだけで、
白熱灯も蛍光灯も製造や輸入を禁止するって、
違うと思うんです。
どれだけエネルギーを使いどれだけCO2を排出するかという事
生産から処分まで含めたトータルで考えないとおかしいです。
それに、LEDランプが進化しているとはいえ、
表示通りの持続時間を達成しない事は事実としてあります。
その時点で評価基準があいまいになります。
公共的施設や店舗等は、まあ LED でもいいでしょう。
現実に圧倒的な電力を使用するのですから。
でも、住宅では、自由でいいと思うんです。
光の質が違うんです。
白熱灯とLEDでは。
簡単に例えれば
白熱灯の光は 粒子 です。
LEDの光は 光線 です。
粒子は 薄くも厚くも 満たす 事ができます。
光線では、そうはいきません。
できなくはありませんが、沢山の光線を出す必要があります。
光の質が違います。
それは、人間の感情と関わります。
白熱灯の光は 包む 事ができます。
LEDの光は 刺さります。
日本の住宅や建築産業、そして行政は、
人の感情なんてまったくないがしろにしてきました。
いかに安く・大量に・生産でき、儲かるか。。
今回の話が決定されれば
企業はいったいどれだけ儲かるんでしょね。
この写真は LWH002 の階段の照明です。 住人のMさんが作りました。
この照明のランプに最初LEDを使ったそうですが、納得できるものではなかったそうです。
その理由と白熱電球とLEDの違いについて、ブログに書かれています。
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まるい光、尖った光
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311の後、街の外灯がものすごい勢いでLEDに変わり始めました。
強く、刺すような白い光に、苦しくなりました。
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