Home Room ・シンプルな暮らしと家

お客様 と 施主 とは違います

 

 

先日、妻とスーパーに買物に行き レジにいる時の事でした。


すでに会計が終わり
買った物をビニール袋に詰めていた女性が
ビニール袋を持ってレジに近づき、レジのスタッフに言いました。


「 これ小さいから大きいのちょうだい 」


その様子が、とても傲慢な姿に見えました。
「 お客【様】なのよ 」 っていう感じ。。

 

もちろん、その本人が
そんなふうな気持ちだったかどうか わかりません。

受取り方次第というか・・・。


誰でも、 「 お客 」になった時
店員に対して 一段高い意識になる って
ありませんか?

私はあります。
数年前からそんな自分をいましめるようにはなりました。



私は、レジでお金を払う時
「 ありがとうございます 」と言います。

いや、言うようにしてきました。
もちろん最初は、その言葉と心の中が一致してなかったですよ。


ある人の話しを聞いて
「 そうだな 」 と思って、始めました。


その話しというのは・・・


「 売ってくれるから買えるんです 」

「 鉄道会社の人が頑張って仕事してくれるから、ぼくらは毎日会社に行けるし、行きたい場所に行けるんです 」

etc


ぼくらは、自分の仕事の時以外
物を買ったり、サービスを受けたり・・・いつも「お客様」かもしれません。

でも
それを提供してくれ人がいるからこそ
ぼくらは・・・
便利に、らくに、気持ち良く、たのしく、
過ごす事ができます。


そう考えると、、、、
「 ありがたいな 」 と思うんです。


いろいろ異論はあるかもしれません

が・・・

売る人も 買う人も お互いに
「 ありがとう 」 と思い合えたら
とっても幸せな感じになりませんか?


私は、家づくりの時も同じように考えています。


施主には

声を掛けていただいた事が
ありがたいと思います。

工事する人達にも

暑い(寒い)中ホコリだらけ泥だらけになって家を作ってくれてありがたいと思います。


ありがたい最大の事は
私の施主は
お施主【様】 でもなく
お客【様】 でもなく
『 施主 』 と言える人達である事。

四角いテーブルの向うとこちらではなく
丸いテーブルに座っています。

意味不明かもしれませんね(笑)^^

 

**

日常的に 私達は

〇〇様

になっている場合が多いと思います。
ぜひ気にしてみてください。

その時の感情って、、、どんなですかね。。

 

**

先週末、、、ある施主の家におじゃましました。
年上のご夫婦ですが、

最初に会った時からまったく変わらず、
昔からの友達のように 温かく、 こんな私に接してくださいます。

素敵なご夫婦で、お友達で、施主です。

 

写真は 素敵になっていた玄関ポーチ。

 


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