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高気密高断熱を考える前に知る事

 

今、住宅の省エネルギー化が強く求められています。省エネルギーで暮らすためには、家の高気密高断熱化が必要です。

「寒くても暑くても、機械に頼りたくないし、我慢できる」 という人はいると思います。

「寒いのは平気だけだど夏の暑さはダメ、、。クーラー無しは考えられない。」

「エアコンの風はキライ。夏は我慢できるけど、寒いのは無理。」

という人も。

 

環境、温度、に対する感じ方は人それぞれ。

 

ただ、歳をとってから、最近の異常な暑さ、冬の部屋ごとの室温の違い、はきつくなります。

「昔は・・・」とエアコンなどない時代を過ごしてきた人は我慢してしまうのですが、体にはこたえるし、行動範囲がせばまってしまう原因にもなります。

 

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省エネの研究や技術の進歩はめまぐるしいです。研究が進むからいろんな事が解明されるし、いろんな方法が生まれます。ただし 「唯一」の方法 というのは定まりません。

いろいろな考え方、いろいろなビジネスに絡んでいますから。

 

写真 は、可変透湿気密シート というものです。

室内の壁の石膏ボードを張る前に、断熱材の上に”気密シート”を張ります。今、私はそれを標準仕様にしています。

室内の湿気が壁の中に入らないようにするためです。その目的で使うのが『気密シート』なのですが、『可変透湿気密シート』は、壁の中の湿気の量を調整する事ができます。

木造の場合、高気密仕様にしたとしても、元々木に含まれている水分もありますし、壁内の空気にも湿気があります。

完全に『密閉』を目指すのではなく、湿気の出入りを認める『調整』を目指すのが『可変透湿気密シート』です。

完全密閉を目指す考え方もありますし、『調整』を考える考え方もあります。

 

このように、いろんな考え方があり、それにそっていろんな技術や材料が開発されます。

省エネ住宅を考えると、学ぶ事がたくさんあります。学び続ける事も必要です。

 

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普通の人が、そこを詳しく知ろうとしても大変な事です。もちろん、省エネ、断熱、気密、の事は少しは理解はして欲しいです。その上で、いろんな選択肢から選ばなくてはなりません。

ですが・・ スペック(性能/数値) という事を注目するよりも

『自分がどうゆう状態が快適なのかを知る』事が先です。

 

『快適性』とは、具体的に示すのが難しい部分もありますが、確実に『数字』として理解できるのものが 2つ あります。

それは・・・

温度 と 湿度

 

温湿度計を部屋に置いて、毎日それを見てください。

 

朝起きて、寒いのか温かいのか? そう感じるのは何度か?

同じ温度なのに、気持ちよく感じたり、不快に感じたりします。

その時 湿度は何%か?

 

温湿度計を気にしてみてください。

季節によっても変わりますが、ご自分にとって快適な数字を知ってください。

ピンポイントではなく「ここらからここらまで」という範囲を知る事が大切です。

 

ご家族ひとりひとり、それがまた違ってきます。

 

家の性能は当然、高性能にするほどお金が掛ります。

ですから、ご自分達が求めるのは

”どんな感じの家か?”

温度と湿度から考えてみてください。

 


 

月に2度、家づくりの相談会 を行っています。

参加されたみなさん、「参加してよかった」と言われます。

漠然としていた事が「こうゆう事か!」と理解でき、次にやるべき事が見えてくるからです。

 

見学会参加者の声

 

4月の相談会は

4/6(土)午前 4/20(土)午前

です。

家づくりで迷っている方、悩んでいる方、来てください。

詳細とお申し込みはこちらから。

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お茶会@新宿「家の話をしましょう」

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各日、先着1組様

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