家の「標準プラン」ってなんでしょうね。。

昨年から売りに出ていた近所の家です。ハウスメーカーの家です。

 

無印良品の家｜窓の家

 

理由はわかりませんが、解体されてしまうようです。

悪い家ではないと思うけど・・・買い手が付かなかったんですね。

無印良品の家でも、標準的な（サイズの）家だと思います。

なのに、、結局は特殊解の家だったという事ですね。

 

それにしても、土地の価値を前にしては、家なんて何千万円掛けても、価値はないという事。

しょうがないというべきか・・おかしな国だというべきか。。

 

簡単に処分されてしまう…

消耗品

つまり

「家」は

ただの「物」っていう事。

 

 

＊

 

打合せ中の施主と話しをしていてこんな事を言われました。

「（ハウスメーカーの）標準プランってなんですか？不思議～」

と。

 

土地が大きければ、ポンと置けるプラン・・ですかね。

 

一人一人価値観が違うし、家族ごとに暮らし方も違います。

なのになんで家は「標準プラン」を選べるのでしょう。

 

わかりやすい・・のでしょうね。

特別考えなくて済むし、パーツを付けたりはずしたりすれば出来ちゃうんでしょうね。

多少納得できなくても、「まあしょうがないね」とOKになっちゃうんでしょうね。

それで、あっという間に出来ちゃう。

 

住みだしてイヤになってきたら、査定に出して、複数の不動産屋に見積して、高値のところに売っちゃうんですかね。。

 

そんなもんなのかな。。かわいそうな家・・・

 

＊

 

私の施主は、結構大変です。

お金の事も自分達でやらないといけないし、あれやこれや使いたいもの探していろいろ見に行ってサンプルもらってきてます。

もちろん施主全員が、全て、1から10までをやろうとするわけではありません。

それは、ひとそれぞれ。

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私のところで設計する場合、『施主がなんでも全部自分で調べ決める』事をしないといけないわけではありません。基本的には私から提案しますが、ご自分の家ですから、好きなもの気になるもの、は調べ探してみるといいと思います。

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私のところには　標準プラン　がありません。

 

私がプランを考えるけど、施主も・・・わからない事たくさんあるけど、一生懸命考えます。

材料の事、家の事、プラン作り・・・ひとつひとつ積み上げて家を設計していきます。いっしょに。

 

設計の打合せを「楽しい！」と言ってくれます。

家が出来上がった時、きっと、私より家の事をよく知っているだろうと思います。

決して簡単に手放せるような家ではないです。

 

私の施主の家は

「物」ではありません。

 

＊

この写真は、今日の打合せでご覧いただいたプランのキッチン部分。

奥様が言われました。

「　まさに私が欲しかったキッチン！　」

と。

 

ジグソーパズルのピースがはまっていくように、施主ご自身が「これが私の家」と思える家になっていきます。

 

 

 

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