有機栽培の有機米ぬかとJASマークについて、
無農薬有機栽培で栽培した有機米を精米すると有機白米と有機米ぬかが出来ます。
http://www.hondanojo.com/okome-order3.html
http://www.hondanojo.com/komenuka-order.htm
ほんだ農場の有機栽培米には安全、安心のJASマークを貼付して販売しています。
安全安心のJASマーク
http://www.hondanojo.com/jasnosikumi.htm
有機栽培米にJASマークを貼付して販売するには自分が生産した有機栽培米の場合は「生産行程管理者」の認定を農林水産省が認定した認定機関に登録、認定を得る必要があります。
農水省のホームページによると外国の機関も入れて77団体が登録されています。
ほんだ農場ではその中の財団法人自然農法国際研究開発センターに登録し認定されています.
他の農家が栽培した有機米を精米して5kgや10kgのように小分けして販売する時は「生産行程管理者」の認定とは別に「小分け業者」の認定の登録が必要です。
登録認定を得るにはそれぞれの講習を終了し申請して認定されなければなりません。
ほんだ農場では「生産行程管理者」と「小分け業者」の認定を得ています。
更に、毎年、認定団体の検査が実施されます。その費用は認定団体によって異なります。
当農場が毎年支払っている費用は「生産行程管理者」の場合は年間約6万円余りを手取清流生産グループのメンバーの面積割で負担しています。(約2万円余り)
小分け業者の検査費用も年間8万円余りでこの費用は当農場が独自で負担しています。
有機米ぬかにJASマークを貼付する場合は別に決まりがあります。
自分で生産した有機米を精米して出た有機米ぬかの場合は有機米と同時に検査を受けることが出来、費用は2万円余りの中に含まれます。
別の有機米生産農家が生産してJASマークが貼付された有機米を当農場で精米して出る有機米ぬかも、有機米を生産した農家が精米して出た、JASマークを貼付してある有機米ぬかのいずれの場合にも、JASのマークを貼付して有機米ぬかを小分け販売する場合は有機米と同時に小分けの検査が受けられずに別途、有機加工食品の「生産行程管理者」と有機加工食品の「小分け業者」の認定を受ける必要があります。
このようなことに少し疑問があって農水省に有機米の小分けの時と同時に有機米ぬかの検査が受けれないのか問い合わせをしましたが、返事は米ぬかは加工食品に分類されているので有機加工食品の「生産行程管理者」と有機加工食品の「小分け業者」の認定を受ける必要があります。との答えでした。
やむを得ず、当農場では有機加工食品の「生産行程管理者」と有機加工食品の「小分け業者」の講習会を受講し、修了して修了証明書はいただきましたがまだ申請はしていません。ので有機米ぬかにはJASのマークを貼付しておりません。
それは、有機加工食品の「生産行程管理者」と有機加工食品の小分け業者の認定の申請と検査費用が別途に必要で大変高額です。それだけの費用を支払って米ぬかにJASマークを貼付する意味があるか否かで結論が出ていません。
農水省では精米の工程は加工の工程ではないので精米して出た米は加工食品に分類されず、農産物に分類されると説明しています。
ならば、精米して出た米ぬかは加工食品に分類されずに農産物として分類されるのが適当と思います。そうすることで、余分な経費をかけずに米ぬかにJASのマークを貼付して安全、安心を消費者にお届けすることが出来ると思っています。
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