以前、萩に旅行したときに、吉田松陰は神社までつくってもらって尊敬されているんだなと感じましたが、人気があるのは高杉晋作だと思いました。高杉晋作の生家は若い人がたくさん訪れていて、何だか楽しそうな雰囲気がありました。
本郷出身で、高杉晋作がつくった奇兵隊に入って活躍した人がいます。野村三千三(1836~1872)で、明治維新後の山城屋和助という名前のほうが有名なようです。
8、9歳のときに両親を相次いで亡くし、お寺に預けられ、その後、出家。25歳のときに、諸国遍歴に出たそうです。
1863年に還俗して、奇兵隊に入隊。
奇兵隊解散後は、山代から「山城屋」、貿易で日本を助けると「和助」に改名。
商人として大儲けもし、大損もし、最後は汚職事件で自刃したということになっています。