初めての感覚かもしれません…今までに感じた事のない読後感…
どうも!アラサー読書兵です!
この本の事を教えてもらったノグブラックさんは
読後感が…と言ってましたが、僕は読後感も含めて非常に良い作品だなと思いました!
今回はかなり熱く語れる気がします!
作品紹介
『空のレンズ』
片山恭一 著
です!
昨今の小説には失われつつある考えながら読む事という事の面白さ、色々な想像自分なりの答えが得られる良作であると思います!
最近はわかりやすさとかしっかりとした説明みたいなものを求めすぎると感じることもあったり、僕自身もその傾向があるように思います…悲しい笑
感想
2006年に描かれたとは思えないほど斬新だと思います!一つのしっかりとした『わかりやすさ』はないですが、それも含めてこの作品の魅力です!
導入の40ページ弱の文章は読みやすく、引き込まれ、最近若い作家さんにはなかなか難しいしっかりとした下地と読ませる文章全てのページが面白いとは言いませんが導入部分つまりは物語の『起』の部分『転』の部分とにかく引き込もうとするときの文章力の凄さですね!
280ページとは思えないほど高いレベルいろんな要素が詰め込まれています!
現代・バーチャル・未来・ミステリー・ホラー・ファンタジーとにかく色々です!
トイレのくだりは笑えましたし笑
説明が足りないところも確かにありますが、それでもすごかったです!
正直3冊くらいのシリーズものにできたくらいのスケールの作品じゃないかなと思いました!
久々に読書したな〜って思えました!
漢字・言葉コーナー
・埠頭(ふとう)
1 港湾において,船と陸岸とを連絡し,貨物の保管および荷役などの機能をもつ区域をいう。 岸壁,桟橋などの係船岸,上屋,荷役機械,倉庫,臨港鉄道,道路などの陸上設備が含まれる。
・馬蹄形(ばていけい)
1 馬のひづめに似た形。 ∩の形。
・旱魃・干魃(かんばつ)
1長い間雨が降らず、田畑などが乾いてしまうこと。ひでり。
・灌漑(かんがい)
1 水路を作って田畑に必要な水を引き、土地をうるおすこと。
・風紋(ふうもん)
1 風の働きによって砂の表面上に形づくられる模様のこと。
・捩れる(ねじれる)
本当に今日読み切れるとは思っていませんでした!
久々に色々考えながら有意義な読書ができたことに感謝です!
これでまた明日から頑張れる!
それでは!また!次回!
物語のつなぎ目のようなものがわからなく書かれて今読んでも新しいと思える感覚ですよね!
しっかりと構成してあるようで、遊びの部分もあって僕は非常に好感が持てました!
もっと長編であるべき作品だなと思わせてくれる良い作品!
実はセカチュー読んだことないんですよ笑
雨の日のイルカたちはも機会があれば是非!
同じ作家さんの作品は連続して読まないというポリシーがあるのでまたタイミング見てあげますね!
他の方ともこういう話がしてみたいです!
熱いコメントをありがとうございます!モチベーションになります!
ボクはセカチューより断然こっち
冒頭の導入部分は??でしたが、物語が進むにつれ…
そう、そう、書かれたのは実は随分昔なんですよね。
ボクが感じたのは、まさしくその感覚です。
何が現実だったのか?分からないまま、でも…みたいな。
セカチューもそうでしたが、みずみずしい感性が無いと書けない作品でしょうね。
ボクはセカチューも、ドラマや映画化される前は好きでした。
片山恭一さんの作品では『雨の日のイルカたちは…』だったかな?
(これもオススメと云う訳ではありませんが…。)
何編か収録されている物語の中で、登場人物が微妙に絡み合う作品ですが、この中のひとつが好きです。
理不尽に思えるような出来事にも全てに意味があったんだ…みたいな、ちょっとスピリチュアルな部分に、
なるほど…と納得してしまいました。
『空のレンズ』ほどではありませんでしたが…
オススメではありませんよ~っ(笑)