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三者懇談で重視したいことは、コレ!~顧客満足度の上げ方~

2020年07月07日 | 教育
今日から始まりました、三者懇談!
例年は午前中で授業が終わって、午後から三者懇談!ってなるはずなんだけど、
今年はコロナの影響で「授業確保!」ということで、15:30スタート。
今日は19:45までノンストップ4時間オーバーでした。


だけど楽しかったから、疲れは全くと言っていいほどなくて。
非常に心地よい充実感で満たされております。
あと3日あるんですが、なんだか楽しみです。
昨日まではあんなに憂鬱だったのに。笑


さて、三者懇談が楽しめるようになったのには、理由があります。
コツをつかんだのです。
それは、「保護者との会話を楽しもうというスタンスで臨むこと」
これが最高に効果的。


保護者の気持ちを考えてみてください。
たった15分のために、忙しい仕事や家事や育児の合間を縫って、学校に来るんです。
子どもの悪い所ばっか聞いて、気分悪くなって帰るなんて最悪じゃないですか。


もちろん伝えるべきことはきちんと伝えますが、
教育は共育。保護者の協力があって初めて、学校教育の効果が最大化されます。
生徒からだけでなく、保護者から信頼を得ることが大事。
子どもの良いところ、家では見せない学校での評価すべき姿について、思ってることを本気で伝えます。


媚ではありません。
保護者の多くは、えてして構えているものです。不安なものです。
「三者懇談で、何を言われるのだろう・・・」と。
その不安を和らげ、良い所も悪い所もちゃんと見てますよ!
というメッセージを送るんです。


その上で、悩みを聞くこと。
生徒の悩みを聞き、保護者の悩みを聞き、答えられることは答える。
悩みを聞く上でのポイントは、
「○○(生徒名)の感覚だったらそう感じるよね」
と、その生徒の価値観や考え方を把握しているよって伝えることです。
生徒のことを肯定しつつ、相談に乗る。
保護者と生徒の間に価値観の相違がある場合でも、これは有効。
「お母さんの立場ではそう思いますよね」もあり。


で、こちらからの要望。これが最も重視することです。
ここまで話をする中で、保護者にとっても、生徒にとっても協力者であることは伝わっています。
この段階で、これからの改善点を伝えます。
ここで、この改善点で、オリジナルを出したい。


わかりにくいので具体的に。
最近投げかけたオリジナルたちの中で、手応えのあったものを挙げてみます。
「いつも『そうですね!』って言うじゃん?先生方の言うことって絶対だと思ってない?一回自分で考える癖をつけようよ。自分の意見を書くのが苦手なのは、そういう所から改善していけるんじゃない??」
「書くスピードがね、もうちょっと速くしよう!書きながら考えられないでしょ?つまり授業中、あんまり考えられてないってことじゃないかな。残念だけど。せっかく同じ時間授業受けてるんだからさ、たくさん頭使おうよ!」


あ、よく考えたら1年前にも同じようなこと書いてました。笑
もしよろしければ、読んでみてください!


こういう、普段からよく見てないと気づかないその生徒の特質に光を当ててあげたい。
そうやって新しい気づきを提供することによって、「あ、三者懇談に来て良かったな」と感じてもらいたい。
以上、私なりの三者懇談、顧客満足度の上げ方でした。


教員って、生徒や保護者のことを顧客だと思っている人が少ない気がします。


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