橘玲先生の小説を。前回「タックスヘイブン」が予想以上に面白かったので、小説も読まねば!と。大人の「ひみつシリーズ」や!と。
今回のは上下2冊・・・やっぱり長い!長ければ良いってものでは無い・・けど、やっぱりタックスヘイブンがキレイにまとまってたことを考えるとちょっと・・・?
今回の節税スキームが個人的には自分に縁のない規模のものだったというのもあるけど、統合失調のヒロインの結末が徹底してないってのが・・精神疾患の家系ってのは確かに存在してるってのが研究で明らかになってる事を踏まえて、ヒロインの特性として設定されてると思うけど、やっぱりそこを掘り下げることは無理やったのか・・・。
フツーにサスペンスとして面白いんで、期待しすぎてるってことでしょうね。
追記:
いや、ちょっと待った!後半のことしかパッと思い出せなかったけど、序盤、主人公が「永遠の旅行者」として、税金を払わない方法として取ってる3カ国間での移動し続ける生き方・・・すごく興奮して読んだでは無いか。仕事の選び用、やりようによっては不可能では無いのかも・・・。そのまま使えなくても考え方として法の隙間を突くってのは「いずれ塞がれるものだとしても」、タイムラグが絶対にあるので考えて、出来れば実践して無駄なことでは無いよなぁ・・・と。キイチロウ老人の国家への復讐としての「税金を意地でも払わない」ってのも痺れるじゃないか。やられたらやり返す!そうじゃないと声がデカイやつがずっと得する世界になってしまいますからね〜