星田オステオパシー

信念 #2824

先日、この日誌を見た方から「励ましのお便り」を頂戴しました、ありがたいことです。その方からの質問で

「田和さんの信念とでも言うべきものが知りたい」

というものがありましたのでせっかくですのでネタにさせていただきます。


まあ、いくつか信念と呼ぶべき物は持っているつもりなのですが・・これが果たして本当の意味での信念かはちょっと微妙なところです(心がけであったり施術方針と呼んだほうが良いものもあります)。まあ、このうちどれかはご希望に沿うものがあるかも知れませんので列挙します(今、瞬発的にひねり出してますから変わるかも知れないことをご承知ください)。


1:症状には必ず原因がある

 あ・・当たり前の事書いてしまった。けど、実際に僕が受けたことのある施術とか医療行為って決してこの当たり前の事に真正面からぶつかっていってないって事多かったです。つまり痛み止めとか? 対処療法を延々と繰り返すとか? 患者さんが諦めてしまわない限り僕はできる限り原因を追求してゆくと決めています。


2:本当の原因に当たれば必ずその場で驚くほどの結果が出る

 これも当たり前なんですが・・。例えば整形外科に通ってる人に話を聞くと、半年間とかひどいときには数年間に渡って、毎回毎回同じように電気と牽引を続けるだけ・・って話がゴロゴロしてますよね。で、結局ある筋肉一本の異常緊張が生み出している関連痛だった・・とか内臓からの引っ張りのせいだった・・とか足の長さが左右で1.7cm違っていたせいだった・・とかって事ばっかりです。大体、(多めに見積もって)3回やって効かなかったものは100回やっても効きませんよ・・同じ事をやってる限りは。これは代替療法でも西洋医学でも同じだと思いますけど、(本当の原因を探すのは本当に難しいので)多くても3回ほど同じ事をやって明確な変化が出なかったら別のアプローチを考えて実行してくれる、そしてそれを検証してまた別のアプローチを・・と変化させてくれる人を選ぶべきですよね。僕自身の経験でもわかりますけど、本当の原因に当たっていなかったら絶対に良くなりませんって。


3:原因が構造にある場合には必ず改善させる

 ちょっと大それた信念ですけど、こういうつもりでやってます。僕らがアプローチして改善できるのは構造部分が原因になってる場合だけです。それにしたって、特に緊急の場合など西洋医学的なアプローチが必要な場合というのは手出しは出来ません(けどそもそも西洋医学的なアプローチが必要になる場合というのは普段の生活などに更に真なる原因がある事が多いでしょうけど)。精神的な原因、食生活などの栄養面での原因などはそれぞれ解決してもらうしかありません。そう考えるとオステを含めて手技療法で改善できる症状というのは結構限定されます。その限定された構造的な問題に関しては(アプローチできる限り)必ず改善させる!という思いでやってます。


4:この患者さんを診れるのは一度だけ

 実際、一度の施術で離れてゆかれる方が多くいらっしゃいます。効果があって「満足して卒業してゆかれる方」もいらっしゃれば「一度で見切りをつけてやめてしまう方」もいらっしゃいます。どちらにしても、「こんだけやったんだから駄目でもしょうがない」という所までやっておかないと後で「あ~しとけば良かった、こ~しておけばなぁ」という気持ちになってしまいます。それは非常に精神衛生上良くないので、僕の施術は思いっきり執念深いわけです。うちは基本的に「次はいついつ来てください」という事は申しませんので。



5:以上の4つを踏まえてインチキ施術を撲滅する

 ちょっと過激ですけど・・。いわゆる西洋医学を含めてインチキが多すぎる(原因を追究しないですぐに痛み止めやステロイドを使うことを含む)! 代替医療についても同じ事で、様々な限りなくインチキな行為が行われてます、僕の経験上では。本当に患者さんの苦痛を、長い目で見て患者さんの利益になるように取ってゆく!という事をしてる人ってどれくらいいるのだろうか・・とよく考えます。というわけで、僕を含めてインチキな施術が無くなるように(特に税金が投入される分野に関しては・・・どうせこのままでは言ってる間に崩壊するでしょうけど・・)微力ながらなんとかしてゆきたい。そのためにも自分が本物にならねば!



まあ、これくらいの事を考えてやってます。こんなの発表するべきではないのかも知れませんけど、ま、大目に見てください。


では! ちょっと熱すぎたかなぁ・・まあ明日からは元に戻します。
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