もともと知名度が無くてSNSなどで這いあがってきている人たちが多いので、パーソナリティ同士のコラボレーション企画をすることでお互いのリスナーを増やすということが結構頻繁にされてます。
僕はもともと「サウザー」と言う人を目当てにVoicyに入ったのですが(あ、全部無料です念のため)、そこからコラボでやってきたゲストの中で「おっ!?」と感じた人は放送を聞くなり、本を出していたら読むなり・・としてます。
さて、この本の著者のMotoさんってのは5回か6回かの転職でサラリーマン年収1500万円(最近1000万からレベルアップした)、そこに個人で作ってるサイトの収入で4000万円(会社にしてるので役員報酬としてこれくらい受け取っているがサイト自体は年に数億稼いでいるという話)、と言う人。
はぇ~もはや意味不明なレベル。サイトも見てみたけど、記事はたったの20個弱。ちょっとにわかには信じられないんですけど、まあ、本当らしいんですね。んでまあ、当然気になったのでVoicyを全部チェック(と言っても放送回数は少なくて40回程度・・これも理由が後で分かる)、本も(当然図書館で借りて)読みました。
なるほどぉ・・まあ、転職に関しては僕は関係が無いので雑学として読んだわけですけども、このMotoさんには明確な「とにかく年収を上げる」という目標があるので、転職の際に必ず「より大きなお金が動く業界」へと転職をする、と。まあ、言われてみたら当たり前のような気もするけど改めて言われてみると、別の業界への転職ってちょっと難しいのでは?と思ってしまいますよね。まあ、そこらへんは別の業界で同じ業務内容とか経験済みの仕事が出来る部署へと転職すると言うスライド方式でって事らしいです。狙い目の業界は「リクルートが扱ってる業界」を単純に狙えば良いってのが、目からウロコでしたね。なるほどねぇ。
で、僕としては気になるのが「副業」ですよね。まあ、結論から言うと本業から得られた知見(もちろん稼げる業界で本業をしてるはずなので、そこで得られる経験は高く売れるわけですね)を生かしたサイトでアフィリエイトを入れると。ま、人材派遣とか転職とかは報酬も高いんでしょうね、知らんけど。
じゃあ、僕にはコレと言って参考にならない本だったのかと言うと・・いや、少なくとも1つありました。Motoさんのコンテンツ作成の極意は
「とにかく、数を絞って、丁寧に狙いに狙って作り込む」
と言うもの(と、僕は解釈しました)。Motoさんは「数打ちゃ当たる」とか「量が質に転換される」という考えを否定してらしてらっしゃいます。昭和の考え方だとどうしても「ひたすら努力」とか考えてしまいますけど、このコンテンツ飽和の時代、そんな質の保証がされれてないものを数限りなく消費するだけの時間が消費者側に無いんですよね、ごもっとも。この考え方は先に読んだピーター・ティールなんかの考え方とも通じるものありますね。耳が痛いですね!
Motoさんは転職の課程でリクルートにもいらしたことがあるということで、僕らの世代だとリクルート事件で有名な江副さんの新入社員への12個の言葉ってのが、昭和丸だしなんだけど響きましたねぇ・・ググったらMotoさんのサイトがトップに来ますのでそっちでどうぞ。
あ、ちなみに数を絞るってのは楽をするというのとは違うので。働き方改革とかって流れで短時間労働が推奨されてるみたいですけど、江副さんもイーロン・マスクも、ジェームズ・スキナーもキンコン西野氏も声を揃えて言ってますな「ハードワーク」やと。あ、ハードワークって言ってもですね、Motoさんのサイトの構築やらVoicyの作り込みと同じですけど、やってもしょうがない努力をひたすら続けるのは意味がないと。そこらへん、徹底的にターゲットを絞るピーター・ティールの考え方や、エッセンシャル思考、それとMotoさんおすすめの書籍の中の1冊「イシューより始めよ」の内容が大事になると言うことで・・。
言われたことをただただがんばるってのは支配者階級、既得権益の受益者、老害連中の思うつぼですからね!
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