” ハコベ ” ( 繁 縷 ) ナデシコ (撫子) 科 ・ ハコベ属 。 別名 : コハコベ
春の七草でおなじみハコベは、すごく小さく白い5弁花です。
花びらが10枚に見えますが、基本的には5枚で
(さらに 1枚が2つに2裂するので10弁花に見えます)
雌シベ (花柱 ) の先が3つです。
ハコベの仲間には、
”ハコベ / コハコベ / ウシハコベ / ノミノフスマ /
イヌハコベ / ミヤマハコベ/ などがあり
ハコベの仲間は 花弁が5枚で深く2裂するのが特徴です。
( 繁 縷 ) と、 ( 牛 繁 縷 ) 等の 見分け方・特徴
ハコベの、根は白色で髭状、茎は束生して白緑色をしていて、
下の方は横にはって上部は斜上しています。
茎の中には白い堅い筋(維管束)があり、 葉は対生で無柄(下部では有柄)、
形は卵円形で先は尖っていて、長さ1~2センチ、色は濃緑色で無毛、葉縁は全縁、質は柔らか。
花は枝先に集散花序をつけ、色は白で、朝、日光をうけるとさかんに開き、
花柄は有毛、花弁は5で2深裂し、がくより少し短くなっています。
がく片は5で楕円形長さ3~4ミリで、
雄しべ10、子房は卵形をしていて、その頂に花柱が3本つきます。
( ウシハコベの 雌シベ (花柱)は 5つ )
ハコベは、2年草で、春から夏にかけて盛んに繁殖し、
暖かい日溜りでは、冬でも花をつけることもあるようです。
全体が小さく、茎が少し紫褐色を帯びているものがコハコベで、
大型で主に薬用、食用にするのがミドリハコベで、雄しべが1~7本ある多年草です。
ウシハコベは、全草大型で、花は5裂して茎には赤みがあるそうです。