” 星のふる里 ”

”星のふる里 と、 なにわ” 行ったり 来たり・・。 
その季節が巡ってゆく様を記録してみました。 

ハコベ (春の七草の一つ)

2012年03月16日 | 廻る季節





 ” ハコベ ” ( 繁 縷 )  ナデシコ (撫子) 科 ・ ハコベ属 。 別名 :  コハコベ
 春の七草でおなじみハコベは、すごく小さく白い5弁花です。

 花びらが10枚に見えますが、基本的には5枚で 
(さらに 1枚が2つに2裂するので10弁花に見えます)
 雌シベ (花柱 ) の先が3つです。

 ハコベの仲間には、
 ”ハコベ / コハコベ / ウシハコベ / ノミノフスマ / 
 イヌハコベ / ミヤマハコベ/  などがあり
 ハコベの仲間は 花弁が5枚で深く2裂するのが特徴です。

 ( 繁 縷 ) と、 ( 牛 繁 縷 ) 等の 見分け方・特徴
 ハコベの、根は白色で髭状、茎は束生して白緑色をしていて、
 下の方は横にはって上部は斜上しています。
 茎の中には白い堅い筋(維管束)があり、 葉は対生で無柄(下部では有柄)、
 形は卵円形で先は尖っていて、長さ1~2センチ、色は濃緑色で無毛、葉縁は全縁、質は柔らか。
 花は枝先に集散花序をつけ、色は白で、朝、日光をうけるとさかんに開き、
 花柄は有毛、花弁は5で2深裂し、がくより少し短くなっています。
 がく片は5で楕円形長さ3~4ミリで、
 雄しべ10、子房は卵形をしていて、その頂に花柱が3本つきます。
 ( ウシハコベの 雌シベ (花柱)は 5つ )

 ハコベは、2年草で、春から夏にかけて盛んに繁殖し、
 暖かい日溜りでは、冬でも花をつけることもあるようです。
 全体が小さく、茎が少し紫褐色を帯びているものがコハコベで、
 大型で主に薬用、食用にするのがミドリハコベで、雄しべが1~7本ある多年草です。
 ウシハコベは、全草大型で、花は5裂して茎には赤みがあるそうです。