自然の中を散策!な日々

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御岩神社の春季回向祭に行ってきました。

2015年05月02日 | 日記
4月18日 御岩神社 春季回向祭(えこうさい)

古来より当社に伝わる神仏混淆の伝統行事祖霊供養大祭
「 回向祭(えこうさい) 」が斎行されます 

神々の恩頼(みたまのふゆ)と 大日如来 阿弥陀如来の大慈大悲
(だいじだいひ)による永遠の救いにより 御先祖様 新仏様 水子様等
すべての御霊を供養し 併せて現世安穏 家内繁栄守護を祈る大祭で
あります
   ―御岩神社HPより―

春と秋に行われ、今回初めて参拝させて頂きました。


普段は出てない屋台が出ていました。





この時期は石楠花(しゃくなげ)が咲いています。





形代(かたしろ)
古来より罪・穢(けがれ)を取り除く風習として伝わっております
身体や心の不安なところを形代でさすりフーと息を吹きかけて流します。

これも普段は、ありません。


御岩神社境内にある
齋神社(さいじんじゃ)で回向供養(えこうくよう)が行われます。
(先祖代々・新仏・水子等の供養)

齋神社(さいじんじゃ)の御祭神は、
天御中主神(あめのみなかぬしのかみ)
高皇産霊神(たかむすびのかみ)
神皇産霊神(かみむすびのかみ)
八街比古命(やちまたひこのみこと)八街比賣命(やちまたひめのみこと)

古事記では天地開闢(てんちかいびゃく)の際、最初に出現した神様が、
天御中主神・高皇産霊神・神皇産霊神です。

齋神社(さいじんじゃ)は
別天津神(ことあまつかみ)の造化三神(ぞうかさんしん)の神様を祀ってます。


別天津神(ことあまつかみ)を簡単に説明すると
天上界で最初に出現した神様の中でも特別な神様と言う事です。


『古事記』によると、
まだ地球の天と地がはっきり分かれていなかった時
「高天原」(たかあまはら)が現れ そこに
高天原を率いる「天御中主神」(あめのみなかぬしのかみ)が現れ、
天上界の創造神「高皇産霊神」(たかむすびのかみ)が現れ、
冥界の創造神「神皇産霊神」(かみむすびのかみ)が現れました。


 ※TVで見ましたが星が誕生するときは、塵やガスなどが重力で集まり
永い年月をかけて固まり星になるそうです。
「古事記」は712年3月9日(和銅5年)に作られましたが、(今から1302年前)
こんな昔に塵・ガスが集まった状態を書いているのですね。
ちょっと凄いかも。

 ※高天原は「たかあまはら」と読みます、一般的に「たかまがはら・たかまのはら」と
読むようですが、これは、違うようで、「まが」とは曲がると言う意味で
真実が曲げられてしまう と言う意味です。
言霊は生きていて「たかまがはら」と呼んだ時点で効果が曲げられてしまいます。

(「たかあまはら」と唱えるだけで、その場所一帯を
 一瞬で清めてしまう力を持っていて、
 祝詞(のりと)の力の90%以上は「高天原」の言葉だそうです)

多くの神社でも「たかまがはら」と読んだりしますが、
正しいのは「たかあまはら」と読むようです。


話を「古事記」に戻します
「天御中主神」が天地を分けると
次に国土の境もあいまいで、
水に浮かぶ水母(くらげ)のように ふわふわしているとき、
水辺の葦(あし)が瑞々しい芽を吹くように生まれ出た神が
国を育てる「宇摩志阿斯訶備比古遅神」(うましあしかびひこじのかみ)
天の永遠を守る「天之常立神」(あめのとこたちのかみ)です。


この五柱の神様
(天御中主神・高皇産霊神・神皇産霊神・宇摩志阿斯訶備比古遅神・天之常立神)は、
姿が見えず、男女の区別がない独神(ひとりがみ)で、
天上界でも特別な神様「別天津神」(ことあまつかみ)と言います。

その中で最初に現れた「天御中主神」・「高皇産霊神」・「神皇産霊神」を
造化三神(ぞうかさんしん)の神様と言います。


造化三神(ぞうかさんしん)の神様の
「天御中主神」は、
「宇摩志阿斯訶備比古遅神」「天之常立神」に
国造りを任せ表舞台から消えてしまいます。

その後「宇摩志阿斯訶備比古遅神」「天之常立神」が

国土の永遠を守る神「国常立尊」(くにとこたちのみこと)
原野の神「豊雲野神」(とよくもののかみ)を生みます(共に独神)

その後に
五組の男女神を生みます、
これらの神様は「神世七代」(かみよななよ)と呼ばれます。

「国常立尊」(くにとこたちのみこと)は、
後にあの閻魔大王(えんまだいおう)になられます。


「宇摩志阿斯訶備比古遅神」「天之常立神」が生んだ
「神世七代」の最後の一組の神様が、

伊邪那岐尊(いざなぎのみこと)
伊邪那美尊(いざなみのみこと)です。

伊邪那岐尊・伊邪那美尊は、
「天御中主神」より国造りを任され
日本の国を造り多くの神様を生んだ神様です。
 (国生み・神産み)

伊邪那岐尊(いざなぎのみこと)は
「黄泉平坂の戦い」の後 禊を経て

天照大御神(あまてらすおおみかみ)
月読神(つくよみのかみ)
素戔嗚尊(すさのおのみこと)を生みます。


御岩神社にも天岩戸がありますが、
天照大御神(あまてらすおおみかみ)による
天岩戸伝説へとつながって行きます。




齋神社(さいじんじゃ)はその「別天津神」の造化三神(ぞうかさんしん)の神様を
祀った神社です。





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