今日(15日 水曜日)水田に獣害対策のネットを設置した。数年前からニホンシカが出没して農作物を食い荒らす獣害が発生している。農業は子どものころから親しんでいたが、ニホンシカの被害など凡そ経験したことがなかった。ところが数年前からニホンシカが出没し始めて被害が出てきた。ニホンシカなど奈良公園に行かなければ見られないと思っていたものが身近で見られるとは。ずーと以前から猪の被害はあったので、集落をぐるりととりまく電気牧柵が設置してあったが、数年前の豚コレラ(ブタ熱)の流行ので最近は見かけなくなった。かわりにニホンシカが出没しはじめた。電牧柵はイノシシには結構効果があったがニホンシカは簡単に乗り越えるので役に立たない。そこで水田や畑に2mくらいのネットを張り巡らすことになる。3年前からネットを張っているが、なかなか作業は苦しい。イノシシの電牧柵は下草を刈るくらいで相当に効果があるが。山林が荒れてしまって今まで山奥で生活できていた野生動物が人間の領域まで侵入してくる。まあ原因は国のいい加減な林業政策の結果だと思うが。まあ我々の世代が仕事ができるうちはいいが、手を引くことになると本当に田舎は荒れ果ててしまう。それは都会にも波及していくだろう。いやな時代になったものだ。