今回はエーザイと米国のバイオジェンが開発した認知症薬のレカネマブが
認知症治療に大きな効果を上げることができるかを占ってみました。
レカネマブは認知症の中でも特に7割を占めるアルツハイマー型認知症に
効果があるとされています。
既にFDA(米国食品医薬品局)の承認を得ており、日本国内や欧州でも承
認を得ようとしています。
昨年10月の臨床試験で病状の進行を27%程度抑える効果があったとされ、
FDAの治験でもアミロイドβの除去に効果があったと評価されました。
期待を持って見ている医療関係者の方も多い中で、レカネマブは今後の認
知症治療で大きな効果を上げられるのでしょうか。
写真は鑑定の結果となります。
左側がレカネマブの状況、真ん中が医療における状況、右側が結果となり
ます。
まずレカネマブの状況ですが、ダイスはノースノードを示しています。
ノースノードは教訓や困難、発展や成長といった意味があり、精神的な成
長や向上の時期を意味し、良い転機を迎えることを示すとされます。
この薬の開発には実に40年に渡る時間がかかっているそうです。
そういう意味ではノースノードが持つワードは全てレカネマブの状況その
ものを言い表しているようです。
ここまでの間には数々の困難があり、その中で技術の発展・開発が行われ
てきました。
まだアルツハイマー型認知症のメカニズムは解明された訳ではなく、結果
として脳の中でアミロイドβが増加することに着目し、これを除去するこ
とに注力したのがレカネマブと言っていいと思います。
そういう意味ではまだ大きな効果とまでは言いにくい点もありますが、一
定の効果は出ており、FDAが迅速に承認を与えたことは大きな転機となる
ことは間違いありません。
日本だけでなく、各国とも高齢化が進む現実があり、認知症に対する策は
非常に重視されていることは間違いありません。
そうした中では認知症治療に一定の影響を与えていると言っていいでしょ
う。
次に医療における状況ですが、ダイスは金牛宮を示しています。
金牛宮は保守や頑固、実用や現実、物質的な幸福といった意味があり、穏
やかで堅実、安全で信頼を重視し、実利を求めるといった意味を持つとさ
れています。
既に過去とは異なり、世界各国でも認知症治療は大きく進んでいます。
そういった中で実用的で現実的な治療手段の重要性、安全性の高さや結果
といった効果の立証も重視されます。
学術的な面ではまだまだ保守的なところもある中で、高齢化による医療技
術の進展は結果として経済面でも効果が期待されます。
もちろん、製薬業界としての利益もありますが、進行する病気に対する治
療方法が確立することは経済メリットもあります。
様々な見方がある中では一定の治験効果が期待できる方法が出てきたこと
は医療においても良いイメージの期待を与えるだろうことを意味します。
次に結果ですが、ダイスは数字の11を示しています。
数字の11は集団や精神、希望や夢、理性といった意味があり、集団活動
やチームワークに対する意識や行動を示すとされます。
レカネマブ自体は患者や家族、医療従事者などへの希望や夢といった期
待に繋がるものとなることは間違いありません。
また、国家単位や自治体単位での影響や経済的な効果など、様々なとこ
ろで少なくとも期待として受け入れられることを意味します。
また一方で、まだこれからの改良の余地や研究結果など、これを起点と
する技術の進歩も期待され、全体的には良い方向に向かって進んでいく
ことになるでしょう。
ただ、現時点では年間で治療に600万円以上のコストがかかるとされて
いるため、大きく広まって効果を上げられるという訳ではありません。
あくまでも治療方法の一歩、今後の進歩への一歩としてであり、そうい
った意味でも大きな効果はあると言えます。
今後は日本だけでなく、世界全体で余命が延び、更に少子化による高齢
社会への突入が予想されています。
日本はそのトップランナーとして多くの高齢者を抱え、アルツハイマー
型認知症だけでなく、多くの認知症患者を抱えます。
こうした中で日本ではより一層の期待が見込まれるのではないかと思い
ます。
今後も間違いなく、認知症治療の技術は進化していくことは間違いなさ
そうです。
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