今回は2024年の米大統領選挙に向けて、現フロリダ州知事のディサンティ
ス氏が共和党の大統領候補指名を受けられるかを占っています。
既にトランプ氏が候補として名乗りを上げていますが、岩盤支持層以外へ
の浸透はできず、様々な問題も抱えていて勢いをつけられません。
民主党はバイデン大統領が再選を目指す方向で進めていますが、こちらも
色々な問題があって、思惑通りに事が進むかは流動的です。
さて、有力候補の一角として注目されるディサンティス州知事は共和党の
候補氏名を受けることはできるのでしょうか。
写真は鑑定の結果となります。
左側が結果、右側が対応策となります。
まず結果ですが、吊るされた男のカードの逆位置が出ています。
吊るされた男のカードの逆位置は徒労や投げやり、自暴自棄や限界、欲望
に負けるや自業自得といった意味があります。
結論だけ見れば厳しい状況で進まざるを得ないようです。
色々な見方ができますが、苦労した割にはいい結果が得られないという意
味になりますので、これから苦労の連続となることを意味します。
まずは党内の支持確立の点での苦労が挙げられます。
トランプ氏は既にどの程度かわかってはいるものの、中高齢の白人男性層
の厚い支持があります。
そうした層以外の支持や、本来はトランプ支持となる層への組み込みは課
題となりますが、なまじ論理が通用しない相手だけにこれだけで心身とも
に疲弊してしまうと思います。
また、今の社会情勢を考えると現職に優位な環境条件もあるため、共和党
全体としても分断してしまい、一本化するための調整には大きな力の浪費
がかかる状況でもあります。
目がない訳ではありませんが、勝ち抜いたとしても疲れ切った状態での勝
利となること、分断した共和党勢力の中でリーダーシップを発揮し、支持
基盤を固めていくことはかなり難しい課題になります。
本選で勝てるかどうかと言われると現時点では何とも言えませんが、共和
党は予想外の苦戦を強いられることになるでしょう。
次に対応策ですが、女帝のカードの逆位置が出ています。
女帝のカードの逆位置は挫折や軽率、虚栄心や嫉妬、感情的や浪費、情緒
不安定や未知の障害、過保護や怠惰といった意味があります。
また、女帝のカードが母性というよりも豊穣や生産といった意味合いを持
つカードだと考えると、こうした逆の面が大きくクローズアップされるこ
とになりそうです。
まずは並んだワードの通り、ムダにトランプ氏と戦うことは意味がありま
せんし、こうした罠に引っかからないような冷静な気持ちが大事です。
また、感情的になってもいけません。
その先には本選が待っており、今以上に社会情勢が不安定化する中では、
現職に非常に有利な状況を迎えてしまいます。
そうした状況で現職や今の米国の施策・方向性を大きく批判することは、
支持を集める方向にはならないでしょう。
ディサンティス氏にとっては内外に大きな障壁があり、特に内側の障壁に
は辟易とし、全くといって生産性を感じない状況になります。
相手が事実でない話や恫喝、状況を考えずに足を引っ張ることが平気でで
きる人物だけに、この戦いを冷静に乗り越えていけるかどうかがカギとな
ることを暗示します。
また、女帝のカードは包容力や愛情といった意味があるので、こうした方
向で戦うことでトランプ氏を自滅させることも手の内にはあります。
いずれにせよ、勝てない見込みはないものの、歴史上に残るムダ・浪費を
してしまう指名争いとなります。
皇帝のカードではないので、あまり男性的な強いリーダーシップは出さな
いことが肝要でしょう。
最新の画像もっと見る
最近の「日記」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事