「虎に翼」、放送15週目「女房は山の神百石の位?」。
先週から2週にわたって描いてきた、寅子と家族とのズレ。
寅子が仕事に没頭するあまりに家族との間に溝が生まれている描写、もう十分なほどの量だった。
気づけなかった本人が悪い、で済ます話なのだろうか。
同性なら味方になってくれる、はずが、思いどおりの扱いを得られなかったから逆恨み。暴言。
勝手に期待されて、勝手に「裏切られた」と手のひら返されて。
「じゃあ、わたしはどうすればよかったの?」の連続。家庭でも職場でも。
寅子が今の位置にいるのは、そのときそのとき寅子が最善と思うことを行ってきた結果のはず。
もしバランスをとってうまく立ち回ることをしていたら、はたして今の位置にいたのかどうか。
大きな力を持ってしまった寅子の「はて?」。
それを一度リセットするための異動人事。
そうか、ここで物語の舞台を変えてくるのか。
有名裁判官が地方の家裁へ。地方の人々との交流、そして、ぎこちないままの母娘の関係はどうなる。
これはこれだけで1クールのテレビドラマになりそうなストーリー。
あと、梅子さんのおにぎり。
次につながりを復活させる相手は、涼子様、そういう展開であってほしい。