「虎に翼」、放送23週目「始めは処女の如く、後は脱兎の如し?」。
今週木曜日放送の第114話は、1秒の無駄もなくすばらしい15分間だった。
のどかと優未のやりとり、山田轟法律事務所のシーン、悩む寅子を取り囲んだイマジナリー猪爪家一同。
ドラマの雰囲気が以前のものに戻り、印象に残るセリフも多かった今週。
嘉納「お互い、結構なものを背負わされているね」
よね「どの地獄で何と戦いたいのか」
吉田「「差別されない」、どういう意味なのかしらね。」
「今」を生きている被爆者。
被告側の立場にいる人間にも苦悩がある描写。
うん、原爆裁判のストーリーはすごくよかった。
でも、ここまでに至る過程というか、原爆裁判前に別の裁判エピソードをいくつか先に放送してくれていれば、という妄想。
寅子の判事としての苦悩、よねさんの弁護士としての活躍、
これらをいったん先に描ききった状態で、原爆裁判のストーリーに入っていれば、
ドラマとしてもっと重厚に、もっと意味深く見せることができたんじゃないか、という妄想。
優未「落ち着け、深呼吸」
遠藤「口や手を出すことは変わってしまうということ」「その人との関係や状況、自分自身」「変わったことの責任は背負わなくてはいけない」
百合「情けない」「ごめんなさい」「ごめんなさい」
最後の次週予告。しばらくぶりに見入ってしまった。
次週は、権力を行使する側となった桂場が見られそう。楽しみ。
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