語るに足りる、 ささやかな人生

所謂、コロナ以前、コロナ以後、コロナと共に生きていく
というテーマで、自身の病気のこと、体調、雑文、日記、備忘録

ICDのお守り

2020-07-02 08:55:49 | ICD
私にはお守りがあります。

それは、胸の中に埋め込んであります。

まさに、ハートインハートです。

ICD(植え込み型除細動器)

かなり知られるようにはなってきましたが、大概の方が何それと聞き返します。
皆さんは、街中・学校・駅・施設に、AEDあるのはご存じだと思います。
(使ったことある人は少ないと思いますが)

街の中にあるのはAED

心(胸)のなかにあるのはICD

兄弟みたいなものです。

突然死を防いでくれるものです。

100%ではありません。

電気ショックで心臓の震えを止めてくれるのですが、
外からと直接・心臓に電気ショクをあたえるのは、かなり衝撃が違います。

私はこれまで、4度、このICDのお守りに助けられてますが、

意識がある時での作動と無意識での作動では、
ショックの度合いが(感じ方が違います)
ある人は、後ろから馬に蹴られたようだとか、
ハンマーで思いっきり叩きのめされたようだとか、

私は、このような表現とはまた違う感覚があります。

よくいたずらで、ビリビリの静電気が発生するおもちゃがありますが、
それを10000万倍したヤツを一瞬で起こった印象です。
(もう少し・痛みと重い熱いイメージ)
それはいずれも同じ強度とは言えず、
体験したことのある方しかわかりません。

連続して起こる場合もあります。
私は最高5連発ぐらい来た記憶があります。

かなり、しんどいです。

椅子から飛び跳ねたこともあります。

そのあとの余韻というか、しばらく嫌な気分になります。

おしおきで火鉢をあてらた印象ですかね。
(そんな体罰を受けたことはありませんが・・・)

それが、トラウマになるんですよね。

おかしな話ですよね。

お守り(実際に命を守ってくれたお守り)がトラウマになるなんて。

それと、発作・失神で倒れた場合に、ICDが守ってくれた時に、
倒れた時のケガ・外傷はどうしょうもありません。

実際に私は、失神喪失(この時は自転車に乗っていた。もう乗りませんが。)
で意識を失い、自転車は30mぐらい自動走行。
壁にぶつかり意識は戻りました。
それに気がついた近所の理容店のご主人が救急通報してくれ、
救急搬送されましたが、
この時に、頭部裂傷、左肩鎖骨骨折しています。

この時はまだICDを入れているときではありませんでしたが、
(閉塞性肥大型心筋症の意識喪失だと思われる)

その後の生活は最大限に気を付け、
生活態度を改めましたが、
時と共に忘れてしまうもの。
(ヘルメットとかヘッドギアとかをつけてればよかったか)

いつも危機意識と対処方法・備えを考えるようになりました。

何かとに似てますよね。

そうです、

地震(自然災害)です。

私は内なる地震にも備えなければならなかったのです。

それで、

ICDを植え込む決心しました。

しかし、

これは、人それぞれです。

入れない考えもありです。

突然死も受け入れて、生活するのも自由です。

ここに個人の思想・哲学・QOLが必要になってきます。

心のケアも必要になってきます。

それをセルフでするか、医者・専門家・カウンセラーに委ねるかも自由です。

犬を飼うのも猫を飼うのも、植物を育ててみるのも、本をたくさん読むのも、音楽や映画に没頭するのも、予後・余生のためには必要だと思います。

今では、このblogも必要なアイテムかも知れません。

長くなりましたが、

今現在・世界中のコロナ過(様々な病気や感染症、飢え等)・世界情勢の混乱・混迷・不安、テロ、自然災害への対処、人間間の・差別・妬み・嫉妬・罵詈雑言・失言・愛情・愛・希望・・・・etc

この回の最後に、
昨日、香港の民主派団体「デモシスト(香港衆志)」は複数のメンバーが離脱したことから、団体自体を解散することを明らかにした。 

周庭(アグネス・チョウ)さんの言葉を添えます。

「絶望の中にあっても、いつもお互いのことを想い、私たちはもっと強く生きなければなりません。 生きてさえいれば、希望があります。 」

周庭