ほぼ麻生久美子と恋の駆け引き8

弟分:なんか来週、〇〇って店でワインの飲み放題があるらしいんですけど、よかったら一緒に行きません？

俺:ふーん、ほかに誰誘ってるのー？

弟分:うーん、麻生久美子を誘ってますー！

えっ、、、

俺の誘いには全然応じなかったのに、なぜ弟分の誘いには応じるんだ、、、

やはり避けられているのか、、、

これは確かめなければなるまい。。

そこからの１週間はやたらと長く感じた

会社では会うものの、お互いに会釈をするだけだ

LINEも特にしていない

そんな中で待ちに待ったワイン飲み放題の日

ワクワクとドキドキが入り混じる中、朝イチで弟分から衝撃の一言が、、、

弟分:なんか朝から体調悪くって、もしかしたら夜行けないかもしれません。もうちょっと様子見てますけど、、、

俺:大丈夫？

、、、と言いながら気になることは夜の飲み会がどうなるかだ、、

そして飲み会の時間が来た。。。

弟分は来れるのか？

そして飲み会はどうなるのか？

ほぼ麻生久美子と恋の駆け引き7

ドキドキ、、、

おっ！返信きた！！

麻生:うーん、ちょっといろいろ予定あるから無理かなー　ごめんなさい

えっ、、、

いいよー！とかの返信を期待してたのに、それと真反対の回答だったのでびっくりしてしまった

でも平静を装う

俺:そっかー、残念！　また予定が合うときにでも行こうね！

精一杯の強がった返事をする

でもまぁまぁ凹んでいる

LINE交換したまではよかったものの、2人で飲みに行く約束は取り付けられなかった

そして次の日

会社で会っても素っ気ない

そしてLINEも全くこない

嫌われてしまったのかな、、、

それとも彼氏と何かあったのかな、、

なんてことを考えながら、1週間がたったころ、弟分がすごい仕事をやってのけた

ほぼ麻生久美子と恋の駆け引き6

LINEをするだけなのに、いろいろ考えてしまう

どんな文面で送ればいいのか

何時頃送ればいいのだろうか

家で奥さんにバレないように、コソコソとしながらLINEを打つ

俺:おつかれさまぁー

改めてこの前はありがとう！

楽しい時間を過ごせました＾＾

うむ、、、無難な線だ。

これでLINEを送る

夜10時半だから、まだ起きているだろう

全然既読にならない

そりゃそうか、、送ってから10分も経っていない

でも返信を待つときの時間はなぜこうも長く感じるのだろう

そして待つこと約1時間

麻生久美子からの返信が来る

麻生:こちらこそご馳走さまでしたー！

そして今日もお仕事お疲れ様でしたー

うれしいんだけど、無難な内容で送ったから麻生久美子も無難な内容で返してくる、、、

よし、少し踏み込んでみるか、、、

俺:ねぇ、来週どっかで飲みに行かない？

さぁ、どんな返信がくるのか、、、

ほぼ麻生久美子と恋の駆け引き5

ドキドキ、、、

連絡先を聞くことってこんなに緊張するもんだっけ、、、

いや、そんなことはなかったはず。。

麻生:うん、いいよ

おおおおーーー！

やったぁーーーー！

麻生久美子のLINEゲットーーー！

俺:ありがと

心の中では大盛り上がりでも、あくまでクールに決める

その後も残りの時間で少し話をして、昼休みは終わりを迎えた

しかし連絡先をかけたことの満足感からなのか、とても満足したランチだった

すぐLINE交換をしたからといって、即連絡は野暮だ

連絡するのは夜にしよう

早く連絡したい

でも焦りすぎては良くない

この欲求と自制心の狭間で揺れる気持ちはいつぶりだろう

だがしかし間違いなく俺は麻生久美子に恋をしてしまっている。

ほぼ麻生久美子と恋の駆け引き4

コンビニでおにぎり3個、お茶を買い、すぐに会社へと戻る

すでに麻生久美子は休憩スペースに座っている

俺:おまたせ〜

麻生:もう買ってきたんですか？早いですね笑

やばい、、、焦って買ってきたのがバレている

すこし恥ずかしい

俺:ま、、まぁおにぎりだけだからね

よくわからない言い訳をする

一昨日、酒に酔っていたとはいえキスをした子が目の前で、しかも会社の中というシチュエーションでのランチ

でも不思議とそんなことなどなかったかのように、飲み会の時の話になる

食べたあれが美味しかった　あんなこと話したね　とかとか

麻生久美子は自作の弁当を食べながら笑って話す

かわいい、、、

俺がこのランチで麻生久美子にLINEを聞きたいと思っていた

彼女には彼氏がいる

そして俺には妻がいる

そんなことはわかっている

でも好きになってしまっている自分を止めることができない

意を決して、麻生久美子にLINEを教えてほしいと言った