作曲家・ピアニスト/平良伊津美の音楽エッセイ

新しい音楽の形を模索していきます。

青木素子 ソプラノリサイタル ”ほぼ”ひとりモーツァルト  5/15

2016-05-17 14:52:45 | 音楽
このコンサートは、千代田区いきいきプラザ一番町 カスケードホールで行われました。
有楽町線、麹町駅より、徒歩5分。この日は人身事故があったため、電車が遅れ、大変でした。

モーツァルトのオペラのみ、取り上げていくこのコンサートは、企画として大変面白かったです。
出演者が皆、実力のある声楽家ばかりでした。

出演は、ソプラノ、青木素子、バリトン、岩田健志、ゲストソプラノ、照屋江美子、です。また、MCに吉本芸人、ひーちゃん。

プログラムは、「フィガロの結婚」より。
・スザンナとフィガロの二重唱「5…、10…」
・ケルビーノのアリア「恋とはどんなものなのか」
・スザンナと伯爵の二重唱「ひどいぞ、なぜ私をじらすのだ」
・伯爵夫人のアリア「美しいあの時は何処へ」
・マルチェッリーナのアリア「雄山羊と雌山羊は」
・スザンナのアリア「早く来て、私の喜び」

すべての役を、青木素子さんが、歌うんですね。ストーリーは、ひーちゃんがわかりやすく解説してくださいました。すごく勉強されたことと思います。
「フィガロの結婚」は、私も思い出のオペラで、静大4年の時に、外国人の歌い手で見ました。学生としては、高い、1万円を支払い、静岡で見たのです。
知っている曲は多かったです。

「コジ・ファン・トゥッテ」より
・フィオルディリージのアリア「岩のように動かず」
・デスピーナのアリア「女も15になれば」
・ドラベッラとグリエルモの二重唱「我が心を受けたなら」
・「ドラベッラのアリア「愛の神はいたずらもの」

歌が全体的に跳躍が激しく、難しいと感じました。

休憩をはさみまして、
「魔笛」よりです。
「魔笛」は、私が大学生の時、静大の先生方がオーケストラの伴奏で、きちんとしたオペラを上演したので、今でも鮮明に覚えています。知っている曲も多く、楽しめました。
・夜の女王のアリア「恐れるな、若者よ」
・パミーナをパパゲーノの二重唱「愛を知る男の人は」
・パミーナのアリア「ああ、私には分かる」
・パパゲーノのアリア「恋人か女房が」

「ドン・ジョヴァンニ」より
・ツェルリーナとドン・ジョヴァンニの二重唱「あそこで手を取り合って」
・ツェルリーナのアリア「ぶってよ、マゼット」
この曲は、印象に残りましたね~。懐かしかった。
・ドン・ジョバンニのアリア「シャンパンの歌」
・ドンナ・エルヴィーラのアリア「あのひどい男は私を裏切り」
・ドンナ・アンナのアリア「言わないで、私があなたを愛していないなどと」

おおお。こんなに多くの曲を歌われたのですね。写していて、びっくりしました。

でも、何か物足りない。「魔笛」の最高ハイFが出てくる「夜の女王のアリア」ないよね。
パパゲーノとパパゲーナの二重唱ないよね。ちょっといらいらが…。

と思ったら、アンコールで、2曲とも演奏されました。
やっぱりすっきりしましたね。

企画が面白いし、歌手の皆さまも、素晴らしいお声でした。行ってよかったです。

オペラも内容がわかると、曲も楽しく聞けるものですね、ひーちゃんの力は大きかったです。ご本人に、少しお声をかけました。

次の日、早いので、先生にご挨拶もせず、私は帰宅しました。
今度は、日本歌曲を歌って欲しいな、と思いました。
自分もかなり勉強になった夜でした。
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