前報で紹介したファンによる冷却システムに加えてIC-705を卓上で使用しやすくするために、自宅の中をいろいろ物色してみたところ、以前何かに使用しようとして購入していたアルミアングルを使うことを思いつきました。
使用した材料はアルミ不等辺アングル3t(25 x 50 x 300)とM4 x8mmビスだけです。300mm長さでDIY店で売られていますが、今回はこのアングルを160mm長さに切って使用しました。
最終的にはこれに加えてM4 x 12mmビス2本とナット2個および袋ナット2個いずれもM4を使いました。これは、私が使っているアンテナ取り付けアダプターと同時に使用し、かつアンテナを垂直に立てられるように調整する足にしました。
アルミアングルを放熱器として使う
アルミ不等辺アングルを放熱器としても使えるように作りました。
出典:IC-705操作マニュアル
取説にあった底面図です。
この図を参考にしてまず1/4“UNCねじを切り、周辺の4か所に5mmの穴をあけ後でM4ネジで止めるようにしました。運用時にはこの面も相当に高温になっているようなのでここにアルミ板を付けるとよい放熱効果が得られそうです。
よく見るとこの4か所のネジ穴には周辺が少し盛り上がっており、接触をよくするために小型の放熱シートを二枚張りつけてできるだけ密着を良くしてみました。
フレームを取り付けると開始温度が少し高かったにもかかわらず出力低下までに至る時間は10分近く伸びた。グラフでもわかる通り、高温になるほど傾きは緩やかになり、このアルミフレームの放熱効果が確認できた。
1/4“UNCねじ穴はカメラの三脚等に取り付ける穴で、アルミフレームにはネジ路切っておき、取り付けた後も使用できるようにしました。4個のM4ネジ穴に相当する位置には5mmの穴をあけ、カメラの三脚の邪魔にならないようにねじを皿ネジにして表面に出ないようにしています。
以上
free dating
いつもご覧いただきありがとうございます。
金属の周囲に対流が起きそうなくらいの温度に上がるのであれば穴をあけると効果的かもしれませんが今回は熱容量を大きくしてみるトライでした。そのうちにSSD用の冷却フィンを底板部分に張り付けてみようとも考えています。(前面よりも暖かい)
拝見して思ったのですが、取り付けたアングルの正面側の縦面(足の代わり)になっている面に、可能な限りの大きな穴をあけると熱気が抜けてさらに冷却効率が向上すると思われますのでお試しいかがでしょうか?
余計なお世話ですみませんm(_ _"m)