こまちゃん

爺婆ふたり生活の日記

おもらし

2009年07月14日 | 親の介護録
両親と買い物や食事をして帰ろうと車に乗った時
母が「トイレに行っとこうかな」と言う
家を出る時と、食事の前にトイレは済ませているのになと思ったが
父にも
「どうする。ここで待ってる」と聞くと
「おれも行くわ」と言う。

もう一度、父と母を車いすに乗せてトイレに向かった。

障害者用のトイレに父を入れて、
女性用の広いトイレに母を連れて行った

用を済ませて車まで来ると
母のズボンが濡れている事に気がついた。

家に帰って
「ズボンとパンツを替えようか」と着替えを出して
「今日のウナギおいしかった?」と話しながら手伝うと
「おいしかった。また行こうね」と気分を悪くしないで着替えをした

デイサービスで時々風呂を嫌がるんですよと聞いたことがある。
おもらしをしているのかも。

紙おむつを使うように渡しても、
パンツの上にはいたり、汚れたものを洗濯機に入れたりして
紙おむつが理解できないようだ

年寄り二人の不用心

2009年07月09日 | 親の介護録
朝、車で実家へ行くと玄関の戸が開きっぱなしになっている
近くに誰かいるのかと見ても父も母もいない

部屋へあがっていくと、奥の寝室で大きな声でしゃべっている

「おはよう。私を玄関で待っててくれたの。」
「……」
「玄関の戸が開いてたよ」
二人ともきょとんとしている。

「おまえが、外へ行ったんやろう」
「すぐ、私のせいにする。外なんか行ってないよ」
とケンカになってしまったので、話題を今日のお出かけの事に変えた

それにしても
父は歩けないから外へ行くはずがないし、
母が開けっ放しにしたんだと思う。

年寄りが殺された事件とかを耳にすると
ひとごととは思えない

財布がない?

2009年07月07日 | 親の介護録
実家のベットルームへ行くと母がうとうとしていた

「おはよう」と言うと、ちょっとびっくりした顔をして
「何か食べに行こう」といつもの挨拶

別室でヘルパーさんの手紙や薬のチェックをして
ベットルームへ様子を見に行くと「財布がない」と探している

一緒になって探すと、あちらこちらから空の財布が出てくる

「これじゃない。お金の入ってる財布」と言うので
もしかしたらと
台所やトイレまで探してみたが見当たらない

「そのうちに出てくるで、探すのはこんどにしよう」と言うと
「そうやね。靴下違う柄でもおかしくないか?」と

ん!?

いつの間にか探しているのが財布から靴下に変わっている

訳が分からなくなってくるが
不安げな顔はにっこりしたから ま、いいか

炊飯器から水が漏れてる?

2009年07月02日 | 親の介護録
朝、実家の台所の冷蔵庫付近が水浸しになっていた。
「どうしたの?」と母に聞くと
「ご飯炊こうとしたら、こぼれてきた」と言う
冷蔵庫から水が漏れたのかと思ったが炊飯器からのようだ

炊飯器をのぞいてみると
内がまが取られ、本体の釜が濡れている
内がまは流しに浸してあった
本体に水を入れて炊こうとしていたみたい。
お米は入っていなかったけれど。

スイッチを入れていたら大変な事になっていたかも知れない

もう、炊飯器をここに置くのをやめようと思い
ポタポタしたたる水をぬぐった炊飯器を
二階で同居している弟夫婦の部屋の前に置いた

昼間は仕事で留守だが、ご飯を炊いてもらおう

台所の掃除をしていたら
「はよ、ご飯食べに行こう」と大声で何度も言うから
「お母さんが、ここ、濡らしたんやろう」と大声を出してしまった。

「娘に叱られた」と泣き真似をする

泣き真似と分かっていても可哀想な事してしまったと気が滅入る

両親は食事や買い物をゆっくりやって帰ってくるとご機嫌です

尿取りパッド

2009年06月30日 | 親の介護録
両親を連れて食事に行った。

注文をして
「貯金通帳の記帳してくるから」と店を出て用を済まし大急ぎで戻ってきた
すでに
父はカレーライスを母はうな丼を食べていた

ふっとテーブルを見てギョッとした

尿取りパッドが置いてある
「どうしたの これ?」
「お父さんが口を拭くのにティッシュ欲しいって言うから」
と母はすまして答えた

そう言えば、自宅の部屋のあちらこちらに尿取りパッドが置いてあるから
何に使っているのか不思議だったが疑問が解消した

尿取りパッドは母のハンドバックに数枚入っていた
なぜ、ティッシュではなく尿取りパッドなのか、これは分からない

今、聞く勇気がない。
私の気持の動揺が治まってから何気なく聞いてみよう

母の不機嫌

2009年06月23日 | 親の介護録
両親を連れて買い物と食事をして
「今日は帰ろうか?」と言うと
「コーヒー飲もうよ」と言う

いつもそう言う
そうして飲み物もアイスクリームも欲しいわけではないようで
最後には私が半分以上食べたり飲んだりすることになる

「さっき、スイカ買ったし、家にアイスクリームあるから家で食べよう」と
家に帰ってきた

買ってきたものを冷蔵庫に片づけて
スイカを切って両親のところへ持っていった

「こんなもの いらない」と母が不機嫌。
「なんで、ケチケチして家で食べるの!」とふて寝している。

外の賑やかな所で食べたかったのかと帰るのを急いだことを悔やんだ

しばらく、夏服を出したり、薬の整理をしてから

「じゃ、今日は帰るからね。」と言うと
「たまには、外でおいしいもの食べようよ」
「今日もおいしいもの食べてきたやろ」
「昼ごはん、食べとらん」

えっ と思う

母の心不全検査

2009年06月19日 | 親の介護録
母は心不全で退院後、二度目の診察日

血液検査のBNPの数値が気になる。
 前回は  1236
 健常者は  20以下
       100以上は心不全の疑いという
 今回は   435

「あぁ だいぶ良いですね」と医者
「ラーメン食べるのをやめたんですよ」と私
「次回は2カ月後でいいですよ」

ほっと ひと安心

しかし、父が
「ヘルパーさんに来てもらわんでもいい」と言い続けている。
困ったな

ヘルパーさん 断わってくれ

2009年06月18日 | 親の介護録
いつものように両親の世話をして家に帰ると父から電話があった。

「今、ヘルパーさんの作ってくれた夕食を食べているんやけど、辛くって食べられん。もう、断わってくれ」と言う

ヘルパーさんは週に5回、夕方お願いしている。

食事の準備が主な仕事で
総菜は一日おきに作り置きしたものを冷蔵庫から使ってもらい
味噌汁の素材は野菜や油揚げを冷凍庫から使ってもらい
ご飯を炊飯器で炊き、残ったら冷凍してもらっている。

味付けが合わない不満はよく言う。

でも、もし、断わってしまったら
認知症でガスや水道を止めることを忘れてしまう母が台所に立つだろう。
二人とも電子レンジの使い方を理解できない
父は台所の冷蔵庫まで伝い歩きがやっとで、物を持ってくることはできないと思う

すぐに、「ヘルパーさん 断わってくれ」とか、「ディサービスは行きたくない」と言う

これ以上、私たち姉弟で世話をできない。
そう言うと
「いいよ。二人でなんとかするから」と言う

前に
父が「かあさん、転んだけど起こせない」と電話をかけてきた
あわてて駆けつけると、母は転んだままの状態で父は傍らでオロオロしていた。

父が転んで起き上がれない時、母は電話をかけられない。
そんな時が心配で ヘルパーさんやディサービスの必要性を話すが分かってくれない。
「なんとかする」と言う

自分の生活と両親の介護
近くに住んでいるから まだ 良いのだが。

介護認定

2009年06月16日 | 親の介護録
母の介護認定の更新の訪問調査があった。

調査員が
「生年月日を教えて」と言うと
「13年やね」と私に助けを求める
母の認知度を調べているのだから、うっかり返事はできないが、
「そうやね。昭和やったかね?」と聞くと
「大正やがね。親の生まれた年、忘れたのか?」と叱られてしまった。

「今の季節はいつですか?」の問いに
「秋やね」と。…ちょっとマズイ

調査員さんとの会話がかみ合っていないが、上手に合わせてくれる。

心不全が治りきっていないことや、
多発性骨髄腫という癌にかかっていることを説明した

認知症に関する質問はどちらともとれる微妙な内容である
「昼夜逆転していますか?」
「早朝2時とか3時に台所に行って何かやっている。これは昼夜逆転?」

時々、幻視がある
時々、感情が不安定になり怒り出すこともある
ご飯を食べた後、すぐ「お腹すいた」と言う
何度も同じことを聞いてくる等々、色々聞いていかれた。

その後、食事と買い物を楽しんだ

母の美容院

2009年06月11日 | 親の介護録
今日は母の髪をカットするため美容院へ予約がしてあります

いつもは
両親を車いすに乗せてゆっくりと買い物と外食をします
時間を気にしたことがなかったので
思いのほか時間がかかっている事に気づかず
あっという間に予約時間になってしまいました。

父を家に送る時間がないので、そのまま、美容院へ行きました。

「カットだけして」とお願いして
母を美容院に残し父を家まで送り、急いで戻りました。

「敬老会でお年寄りに踊りを披露するから、きれいに染めてパーマかけて」
と、昔そうしていた事を、今でもやっているように言う母に
「そうですか、今日は時間がないようなので、今度、染めとパーマしましょうね」と上手に受け答えしてくれている

髪をカットしてさっぱりした母を見て
「服、買ってあげようか」と言うと
「安いのでいいよ」と行きたそう。
いつもは、父といっしょだから服売り場にはほとんど行かない。
服を選んでいる母はいつもと違う気がした

家で父に
「これ、買ってもらった」と話している。
父が、買った服より多いお小遣いをくれた。
「ありがと。もらっとくわ」

住宅改修

2009年06月09日 | 親の介護録
外食で母は鮎の塩焼き定食を頼んだ。

前日のデイサービスの昼食は半分以上残したようなので
「食欲がないのか また、具合が悪くなったのか」と心配だった。

鮎の塩焼きがきた。
「小さいな~」とかぶりつく。

骨を上手にとりながら食べられるかなと見ていたら
うまい! お見事! あっという間に骨と頭だけが残った。
さすがに魚好きだなと感心する


よく両親を外食に連れ出すが、私自身は外食を好まない。

本当は、家で料理を作って食べさせたいと思うけれど
「外食がいい」と言う。

狭い部屋にベットが二つあり、
その間にテーブルを置いて食事をしている
テーブルも小さく料理を並べられない。
これでは、食事も楽しくないよなと思う。

10年ほど前に住宅改修についていろいろ提案したけれど、
トイレ以外はすべて断られた。
年金を貯めていたので
「これだけあったら、家を直しても十分老後に残るよ」と説得したが
「このままで十分や」と聞き入れてくれなかった

使い勝手の良い気持ちのいい部屋で
料理をいろいろ並べてゆっくり食事する方がおいしいのにと思う。

外食もいいけれど、外出することが楽しいのかも知れない。


家に帰る車の中で
「お昼ごはん、食べへんの?」と言い出し
「さっき、鮎食べたやろ おいしいって言ってたやろ」と言うと
「ああ あの小さいの あんな小さいのは食べた内にはいらへん」

ご飯食べたことを思い出しただけいいか

炊飯器に味噌が!

2009年06月07日 | 親の介護録
母の事で両親と同じ敷地に住んでいる弟に電話をした。

私の話が終わると
「昨日の夜、ヘルパーさんが炊飯器に米を入れてタイマーをセットしておいてくれたんだけど、
夜中に起きて、その中に味噌を入れたようや。
ガスで炊こうとした兆候もあるし。
どうしようか。自分のところで炊いた方がいいかな?」と話し始めた。

先日行った時は、米を加えたようで、父が
「水をコップに2杯足したけどこんなに固いで食べられん」と訴えたが
普段、台所に行かない父が
「何で水を足さなきゃと思ったのかな」と不思議だったが、
90歳過ぎた父に母の見守りをして欲しいと望むのは酷だなと思い
黙って聞いていたことがある

両親のご飯はとても軟らかく炊くので弟たちと一緒にはできないから、
二つの炊飯器で二種類のご飯を炊くことになる。

それは、それでも良いけれど、
炊飯器がなくなったら
夜中に探し回ったり、鍋でご飯を炊き始めるんじゃないかな。
ガスを止めても
頭が混乱してしまうんじゃないかなと色々考える。

しばらく様子を見ることにしたが…

血液検査では心不全?

2009年06月05日 | 親の介護録
母は心不全で入院していたが
今日は、退院してから最初の診察日

「血液検査では心不全ですね」と医者がぼそっと言った。
「足はむくんでいるけど、普通の生活をしていますが…」

血液検査のBNPの説明を聞いた
 母の数値は 1236
 健常者は    20以下
         100以上は心不全の疑いという

なら
この母の数値は、かなり異常じゃない
でも
本人に自覚症状も出ていない。

薬をもらって2週間後に再検査することになった

ラーメン

2009年06月04日 | 親の介護録
今日は外食に連れていく日です

「何がいい?」
和食の時は家からやわらかいご飯を持っていく

「ラーメン」といつもの返事。

「何ラーメンにしよう」
父は「チャーシューメンがいい」
母は「野菜のいっぱい入ったの」と言うことで
豚肉とキャベツ入りのラーメン
それと、餃子を注文した

父は頼んだものを完食です
母はキャベツが固くて苦戦しています
「次に注文する時は、キャベツを軟らかく炊いてもらえるか聞いてみよう」
餃子の方が食べやすそう

食料を買いに行くのに
「一緒に行くわ」というので 2台の車いすを押しながら売り場に入った。
父はひざに買い物かごを乗せて欲しいものを自分で入れていく
食料品売り場は人も多いし狭い。平日の昼だからなんとかできる。
車椅子をレジに着けると、自分でお金を払い満足そう

母の左足がむくんでいる。
さっき、ラーメンも汁まで飲んでいたし、塩分取り過ぎだなと思う

私の不注意でゴメンね

2009年06月02日 | 親の介護録
6/1の夜中に階段から落ちた影響で体中が痛い
左足の小指を強打したようで歩くにも足を引きずってしまう

週に2回、実家の両親を外出させる。
ほとんど歩けない父と
少しは歩けるが認知症で目が離せない母を
2台の車いすに乗せて移動する

1人で2台の車いすを押して歩くのは
最初のころは人の目が気になったが、今は平気

車いすに並んで乗ったまま見知らぬ場所
(スーパーの中・何度も同じ所に来ているけど毎回新鮮に映るらしい)
を移動するのは両親も話がはずむようです。

しかし、今日はダメ。
体中が痛く、足がスムースに動かせないので
「今日は、何かおいしいもの買ってくるから待ってて」と言っても
何度も一緒に出かけようとする。

「私の不注意でつまらなくさせてごめんね」と言うと
「気をつけないとあぶないよ」と母の返事
数分後には
「今日は、どこへ行くの?」
「今日は行けないからゴメンね。私の不注意で…」
と、繰り返すことになる