黄白繭を使い、座繰りをしながら新しいヨコ糸作りの撚糸後の生糸付けです。
このヨコ糸は、甘い撚糸作業をして、生糸を添えながら巻き替え、更に撚糸作業、また巻き替ええ、更に撚糸をして、蒸してカセ揚げと、一般のヨコ糸に比べて異常なほど手間がかかります。
しかしこの手間も忘れるほど、織り上がりの地風は最高なんです。
一反分のヨコ糸の撚糸作業だけで、7日間かけるのはさすがにキツイです(笑)
撚糸器から木枠に生糸を添えた糸を巻き取り、再び撚糸器で撚り終えました。
試験機用で小型の撚糸器なので、時間がかかります・・・
カセ揚げ用に、再び木枠に巻き替えます。
カセを作るために、アルミボビンから木枠に巻き替える作業です。
撚糸屋さんには、アルミボビンから枠に巻き替える機械がありますが、私のことには御座いません(笑)
手作業で、巻き替えていきます。ひとつのボビンで約4000m以上の糸が巻かれています。
これが終わると、糸を染めるためのカセを作りです。
木枠に巻き替えたものを、カセにしてヒビロ付け作業中です。
カセの形状で、精練したり、染めたりと加工をします。
次は、精練無しで染め作業に入ります。
この作業だけで2週間ほどかかります。こだわりだすと、作業が進みません(笑)
上原達也