引き寄せ呼吸・瞑想♪

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旅する命②

2013-10-08 08:00:00 | 日記
こんにちは

ジョンレノンの詩の中で印象深かった一説を思い出しました

…(いろんな社会・経済・環境問題)そんな昔の話じゃないいだぜ。
 でも、どうして僕たちはこんないにもわすれっぽいんだろう?

人類が発生して以来、今ここに至るまで、
どれほどの物語が、私の中に記憶されていることでしょう?

記憶に関する話

記憶研究で有名なカナダのロットマン研究所のエンデル・タルピング教授は、
人類の記憶分類を進化の観点から考察しています。

まず最初に人類が手に入れた記憶は安定した行動をするための①「技の記憶」であり、
そのあと②「プライミング効果」が生まれ、
次第に③「短期記憶」を身につけて簡単な思考ができるようになり、
④「意味記憶」を持ち始めて知識を豊富にし、
最終的に⑤「エピソード記憶」という個人史に関係した記憶を持ち始めたといいます。

これは、赤ちゃんが大きくなる過程で習得していく記憶の順序でもあり、
年をとっても消えていかない順序にも一致するとのことです。

火を起こすことに始まり、リストのピアノ協奏曲を奏でる指先も、
宙を華麗に舞うオリンピックの体操選手の妙技も、この技の記憶によって成り立っているといえます。
こうした妙技は師匠から弟子へ、激しい修行によって人類の歴史の中に脈々と受け継がれてきました。

一方、知識の記憶は親から子供達へ、家庭や社会の中で知識として受け継がれ、
教育を通して伝えられ、人類の文明を築き上げてきました。

教育とは現在の脳を未来に受け継ぐこと。
ある人が生涯をかけて編み続けてきた神経細胞の織物を、子供や弟子に受け渡し
、その織物をまた編み続けていく営みだといえます。

人生を紡ぐ臓器「脳」

人間は糸一本から編み始めるのではなく、
先達の織物に手を加えていくことで、より素晴らしい文明を織り上げていくことが出きるのである。

人間の記憶とは、遺伝子によってあらかじめ決められた行動から私たちを解き放ち、
一人一人が等しく天から授けられ、その人とともにたった一度の生涯をともに過ごす
140億個の神経細胞一本一本をつむぐこと。

そして、その人だけが体験した知識や思い出、技の数々を一生涯かけて脳の中で織り上げ、
この宇宙にたった一つしかないその人の人生という素晴らしい織物を日夜織り続ける脳の営み。
人間の脳は、私が、私であるための臓器であり、人生をいう織物をつむぐ、驚くべき臓器である。

Richrd Dawkins 著書「利己的な遺伝子」を参考、抜粋させていただきました。
感謝致します。



My life has been a Tapestory of rich and royal hue.
(私の人生は、豊かで高貴な色彩のタペストリーだった。)
and ever lasting vision of the everchanging view.
(変わり続ける景色の、永遠に続く物語。)
A wonderous woven magic in bits of blue and gold.
(ブルーと黄金の混じる魔法で織られた素晴らしい奇跡。)
ATapestory to feel and see, impossible to hold.
(見て、感じるそのタペストリーは、けして掴んでおくことはできないもの。)



みなさまのタペストリ-がより美しく紡がれていきますように

ありがとうございます