金星牡牛移動

…の前に、

トカラ列島の地震が半端ないのは困ったもので
もう、履歴も載せられないくらいの数になっている。
頻発地震が始まった9日土曜23時30分以降、
トカラ以外の震源はというと
福島県沖
宮古島近海
千葉県東方沖
岩手県沖
和歌山県南部
福島県浜通り
根室半島南東沖
福井県嶺南
茨城県南部
山梨県東部、富士五湖

202104121131＠新月


先程、新月になったわけですが、
今朝5時過ぎの山梨県の震度1以外は、上記の震源の近くに全部何かしらラインが通っている。
それでも今日は6時から11時まで何もない時間があったので
そろそろ落ち着いてもらえるとありがたいんだけどな。


さて、
15日木曜に金星が牡牛へ移動します。

202104150322＠東京　金星牡牛座移動

金星の里帰りだね

以降、
来週は月曜に水星が、火曜に太陽がそれぞれ牡牛移動、
金曜には火星が蟹に移動するので
だいぶ、春分以降の牡羊のごりごり進む感じから落ち着いてくるのではないだろうか。
もっとも、グレコンがあるので、牡牛に移動すれば必然直角を形成することにはなりますが。


前にも書いたが、
金星のラインが通っているところが
震源や何かの出来事のピンポイントということがままあり
金星が愛とか美とか芸術以外の意味を持つ、的な記述がないだろうか、
と、手持ちの基本書を読んでいるが、殆どない。

例によって、石川源晃の実習占星学入門にはｐ46で

歴史上最も古いとされている資料に、
金星の位置によって戦背負うの勝ち負けを占うというくだりがあります

とあった。しかし

他の天体がそれぞれある明確な基本的意味をもっているのに比べて
金星だけはその基本的意味を絞りきれないのです

ともある。

仮に、金星の本質を争いとしてみると、
確かに、かつては妻、財産は他人から奪い取ってくるものであったが
愛は必ずしも戦い取ってくる形ばかりではありません


現代では、金星に平和の役目を与えているのですから、
古代人の金星観を持ち込むことにはどうしても無理が出てきます

というわけで、結論としては

金星の基本的意味はどうしてもひとつに絞ることができないのです。
ただ言えることは、少なくとも男性的な事柄にあてはめることは
ありえないということです

とある。


事程左様に、金星の意味づけは実に難しいものであったのだ、
というのを改めて知ることに。

マンデーン的な読み方をする時は
金星＝金、銭
という、身も蓋もない解釈をして読む方が、すっきりすることはよくある。


同上ｐ47には、金星とパラスにおける愛情に違いにも触れている。
損得抜きの純粋な愛情はパラスが表わし
金星は経済的安定も考慮し、現実的、多少打算的な愛情を表わす
とのこと。

牡牛が実家だからね。あ、天秤もか。

個々のチャートで金星の役割を判断する時～金か愛か～は
金星のサインとハウスの関係から決める（演習占星学入門ｐ137）

となると、
今回は2室で牡牛だから、ばっちり「金」ですなｗ