仲村屋

まがったヘソで生きていた

2024-11-11 | 劇とか

前進座公演 雪間草 観劇

三越劇場である。

でかい暖簾をくぐる。

場違いな空気だ落ち着かない。

しかしセコセコと歩くなかれ。

お、おちつけ堂々と歩け。

(落ち着かない)

路肩にキャデラックが横付け。

(落ち着かない)


千利休(林与一さん)登場。

会場から拍手。スタアである。

自然に美しい所作。

静かな確かな存在感。

これが、佇まいというものか。

自然と目線が吸われる。


この時代、男性が世の中心であり、

戦の世界こそ男で構成されているので

話も男の登場人物が進めてゆく。

二幕目から、より観客としては

千利休の動向に意識が集中していく。

何をどう話し、どうするのか。


タイトルは

雪間草 利休の娘お吟

だが、

幕が降りて感じたのは

雪間草 お吟の父 千利休

だったかな?


でもさまざまなバランスを考えたら

そうなるよね?

見応えありました。

客席を見回すに、ほとんどが

自分の親世代で埋まってる感じ。

かくいう仲村も母を伴っていた。

生で観る与一さんの姿に感動していた。


舞台は、いいものなのである。

時代劇が出来る役者が

絶滅しない事をただひたすら祈る。

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