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最近私が目にする類いの本によれば
理想は描いた方がいいようで はっきりと
イメージできればそれがカタチになるんだそうな
じゃあさ そんな そんなことが仕事になったら
そりゃ面白くって仕方ないみたいな そんなことも
仕事になれたりするのだろうか。
私にはいろんな病気みたいなのがあるようで
最近気づいてしまったのが、家の中というか
閉ざされた空間にいられない病みたいなのがあり
密室で人の出入りがない空間みたいなところに
ずっといると本当に恐ろしくなってしまうらしい。
そういうことで説明すると 子供を
産んだばかりのときに 他の人はそうでもないのに
私があんなにも孤独と不安を感じて恐ろしくなっていたのは
密室に閉じ込められて しかも外の風すら
感じることもできない場所で(病院と
帰ったあとも京都はありえない猛暑でエアコンを
5分止めたらもうダメ、、という感じだった
蛇口をひねるとお湯が出たんですよ!)
外にも出られずひたすら家にいて誰かが
訪れてくれるのだけが救いという日々は
本当に辛かったんだなあと思う。
(そして産後で猛暑なのに外に出てよけいしんどくなった)
そういうわけで 今日みたいに台風がきてても
どうしても1日家にいることができない私は
なんとかして外に出ようとするわけだけど
そうです 子供がいても 雪だろうが雨だろうが
子供をかついでコミュニティカフェやらに行っていた
それは蓮太郎どうこうじゃなくて 私が密室に
耐えられない人だったからなんですね。
それで私は なんでもいいから人のいるところに行きたい
そう思って まあ一番落ち着く先がカフェなのだけど
もう駅でもいいし 図書館でもいい 誰かがいるとこ
そういうところに行ってれば なんだかホッとするのだけれど
「外の空気を吸っていたい」それは私の1つの病気。。。
それからもう1つあったのが 海外に行きたい病?
外貨両替病?それとも 海外の宿を調べてしまう病気?
これはけっこう重傷だなあ と 前にパリに行く前に
かなり気がついたのだけど 蓮太郎と行こうとしていた
ベネチアに どこに宿があり 乗り換えはどうやって
ここはいくら で あっちはいくら あー私
こんなとき英語が読めてよかった!それでかなり
情報が入る そう ベネチアを夢見て検索していた
泊まるべきホテルはすでにしぼられていた
(確か予約もしたような、、、)
結果として蓮太郎とはその時一緒に行かなかったけど
向こうの宿の調べ方は身に付いて それから先も
航空券はやたら予約したから そういうのもかなり
身に付いた。それで昨日、パリのカフェのツアーの
話をしていたときに「じゃあ航空券と 宿ですね
どんな宿がいいですか?ユースとかも面白いかも
しれませんね!じゃあ調べてみます」と言っていて
こーんなことが 仕事になったら!!
なんて素敵じゃないかと思った。
だって病気みたいなものなんだもん。
そうやって想いをはせて うーんとあそこには
ナントカがあり じゃあ近いのはこっちで
あそこにしたらどうかなあとか 泊まった人の
コメントを入念にチェックしたりとか そこでの
出会いをイメージしたり そういうの も
意外と英語とフランス語が役に立ち
なんだか今までやってきたから自分ができる
そう思えて嬉しくなる。
(そういえばローマの宿もよく調べてた、、、)
今日はパリの宿を調べて 今回はフランス語だったけど
もーこれくらいならかかってこい!という気分になって
それはそれでなんだか嬉しい。
私はなんだか変なので やたらとどこかに想いをはせたり
時刻表に見入ったり そこでの世界を想像したり
そんなのきっと馬鹿らしいけど それが役に立つことがあるのなら
そんなに嬉しいことはない。パリに行ったら あそこに
行って あそこもよくて あーじゃあこんなことも
できたらいいですね どうしたら実現できるかな?
誰に声をかけてみようか そう考えるのが面白い。
この先どんな風に生きていけるのかわからないけど
「旅」っていうのは私の中のテーマでもあり
「人生が変わる様な旅」というのは 私にとって
一年前からの大きなテーマでもあるのだろう。
なんせ私はその旅で何かが揺らいでしまったわけだから。
私はかつて 留学しに行ったパリで はじめに泊まった
ユースホステルで 日本人の人たちに会い、なんで住もうと
思ったかについてこう語ったことがある。「旅で感動しても
日本に帰ったら変わらない日常に流されてしまうことがある
でも住んだらもうそれは自分の中に根強くのこって
変えられないものになる気がするから、、、」
そうそして 私の人生はなんだか変な方向に向かってしまった
パリはあまりに強い刻印を残してしまった。でも
そんなパリ を ただエッフェル塔に行くだけじゃない
ルーブルに行くだけではない 人生観が揺らぐ様な
そんなパリのあり方を 日本語でみせることができたなら
そりゃあいいだろうなあと思う。
私のパリの友人たちは みんな日本がいいというけど
パリには何か 日本にはなくて すごく魅力的な何かが
沢山存在している。それをもっと肌感覚で 伝えられる
そんな人になれたらいい。