「産後の一ヶ月半から二ヶ月くらいは
とにかく無理をしないこと!いろんな人に助けて貰って
大いに甘えた方がいいよ!」そうげんきくんの妹さんに
教えられ 産後かなり日がたってから ようやくそれを
知った私は 緊張状態から解き放たれて よーし
甘えよう!と決意した。
里帰り出産なんて 立ち会えないし
そもそも横浜にそんなに魅力を感じてないから
私は絶対帰らない、と 思ってたけど
今になって 里帰りの合理性を思い知る。
今更だけど 里帰りして 二週間の予定ものびて
8月一杯くらいになると こりゃ本当に夏休み。
横浜に来てびっくりしたのは京都の暑さとまるで違って
私にとっては避暑地のようだ。それほどまでに
エアコンをきかせていたって 京都の夏は異様に暑くて
水はお湯になり 台所にあるコップは暑くなっていて
トイレのドアを閉めてしまったら死んでしまいそうな
あのおうちには帰れない。
育児をするとき 手が二つ以上あるのなら
お湯をわかしている時だって お風呂でハプニングがあるときだって
ご飯を食べていたい時にでも ちょっとだれかに見てて貰って
ものごとが随分スムーズになる。
昨日は母が れんちゃんが一階で寝てしまったまま
熟睡してたみたいだからと 彼の隣で寝てくれて
私も二階で熟睡できた。そんな心遣いがありがたい。
「自宅軟禁」と言い渡されて 家事を手伝えと
言われるけれど 自分で全部の家事をして
あの暑い夏に耐えているのと それなりに家事を手伝って
それだけでちょっと感謝され しかもお昼にお菓子が出てくる!
この差といったらありがたい。本当に 気が楽になる。
これで友人たちに会えたら そりゃー極楽かもしれない。
一ヶ月目は ひたすらおっぱいをあげてすぎ
二ヶ月目の今になっても 何もできずにいるけれど
独身時代を考えたって 例えば2006年の5月に何をしてたかなんて
明確にこれをやった!といえないだろう。
それに何かを為すには準備期間も必要で。
何にもしてないようにみえても 後のためには
必要な時 そんな時間があるのだろう。
「本当にやりたいことは何なのか」を
考えようとしても頭が鈍く 考えられぬということは
ピンときてないことでもあって そんな時に
子育てがある それはよかったかもしれない。
昨日は母に「10年くらい子育てに専念したら?」と
言われてしまい かなりのショックを受けていたけど
「やりたいことがないというのはいいことだ」と母は言ってた。
それだからこそ向き合えるはずの子供との時間
やりたいことが沢山あれば 子育てはストレスになる
だから私の頭はなんだかぼんやりとしているのかな
専業主婦も専業ママも なりたくないと思っていたけど
やってみれば どちらも一理あるもので
それらをちゃんとやってみてこそ 見えてく道もあるのだろう
母が言おうとしたのは「全てを捨てろ」というのではなく
そういうことかもしれないな
今は何もやろうという気になれないけれど
ちゃんと身体もゆっくりやすめて
とにかく抱っこをしていよう。