キーボードに電蝕が見られ、ストラップの金具の緑青から推測すると、
電解コンデンサーの液漏れの可能性も考えられるが、更に解体を
進めないとメインボードの様子が確認出来ない。
このまま、キーボードの電蝕を何とかすれば症状は治まるかと思われるが、
折角ここまで解体したので、更に解体する事にした。
キーボード、LCD基板、メインボードの3枚で構成されている。
LCD基板には電解コンデンサーは実装されていない。
メインボードには7個の電解コンデンサーが実装されている。
ん?! 1個多い!!
よくよく見てみると33μFが2個実装されている。
どうやら修理歴のある個体のようだ!
33μF以外は、SMDに交換。
33μFは外さず、DIP部品を追加したようだ!
SMD部品のはんだ付けは、かなり腕が良いよいみたい。
でもDIPのつけ方は、雑な気がする。
ここまで解体するにあたって、フィルム剥がしの状態から見ると
大変綺麗で修理歴があるとは気づかなかった。
まるで修理後組立て時に新品フィルムをつけたようだ。
とするとメーカーのサービスステーションで行ったのか?
でも、外さず追加のみする事があるのだろうか?
とか考えつつも、どちらでも構わないので修理を進める。
7個外して、新品の電解コンデンサーを6個追加する事とした。