サスティナブルな食育

~ていねいに暮らす ていねいに生きる~

手探り自然農②

2020-07-07 | 自然農

2019年10月~2020年1月 農地選び・農法選び》

食糧の自給力を少しでもつけたい!と久々に家庭菜園を始めよう!と思ったものの、

経験してきた市民農園、生産者さんのお手伝い、農業塾・・・どれも土づくりや苗の用意、植える時期等々、

全ておぜん立てしてもらっていました。庭での家庭菜園も調べたりせず知っている範囲で適当で・・・

やってくれる人がいると急に頭を働かせなくなるタイプ・・・

ちゃんと一から自分でやるとなったら、未だにわからない事だらけということに改めて気づきました(笑)。

生業としている生産者さんが農薬を使用することも理解はしていましたが、「持続可能な農のある暮らし」には合致しない気はしていました。

じゃあ、無農薬栽培?有機栽培?・・・この類も調べてみるといろいろなやり方があるようで、最初はどうしたらいいの~?とわからないことだらけに。

化学的に合成した農薬、化成肥料は使わないことは概ね共通しているみたい・・・

無肥料という方もいれば、有機肥料の種類もいろいろで、植物性のみ使用する、動物性も使用するとか。

できるだけ自然に任せる、雑草もはやしておくとか、ビニル製のマルチは使用せずに雑草で草マルチにするとか、効率性は重視してビニルマルチは使用するとか。

身土不二、自然の恵みに感謝する農法なら当然かもしれないけれど、宗教色の濃い農法もあったりして調べているうちにある宗教団体のHPに行き着くことも。

うわぁ~これは・・・人によって、本によってもいろいろ。とりあえずやってみるしかない!自分としてはわかりやすく「自然農」というお言葉を使わせてもらおう、って感じでした。

育ててみたいものはいろいろ。庭だけではスペースが足りないな・・・日当たりイマイチだし・・・と近所にできた貸農園つき公園の見学へ。

12㎡のこじんまりな区画、隣の区画と隙間なくつながってて耕しづらいかな・・・管理に気を使いそうだな・・・2年で返して再度抽選して当たっても別の区画になるかもしれない、自然農は土づくりに3年はかかると聞いたから気になる点。しかも年度更新だから2年目は冬を越すものは植えられない。

妥協して借りようと思っていたところに、更に近所に貸農園を発見。1年ごとの契約、スタート時期は自由、年数制限もなし、隣との区画も離れてる、もっと広い。

もともとは農地だったけれど、貸農園にして3年くらい、しかも地主さんの奥さん用にとっておいて結局何も使用しなかった3年放置の区画が開いていました。それなら前の農薬の影響も少なく土づくからしやすいかも!迷わず22㎡の貸農園を12月から借りました。

真っ新な土地から、自分ひとりでプランを立てて動かないことには始まらない・・・

植えられるものは無くても冬のうちに学びながら土づくりしておこう

わくわく、ドキドキでした☆

クリスマスの日、知り合いの有機農家さんから分けてもらった完熟鶏糞を少し混ぜ、寸法を測り、ひもを張ってしるしをつけて畝たて。板チョコみたい。農業塾で鍬検定もあって少し練習してたのが役に立ちました。

子ども達が喜ぶので大きなチキンとケーキを食べましたが、私にとっては一人での畑作業スタートの方が神聖な気持ちでした。

「とりあえずどんな土なのか知るためにも何か植えてみな」といただいたスナックえんどうの苗を植え、大根の種(白と紅)をまきました。

本で読んだ草マルチを真似して森から庭にたくさん降り積もる枯葉とかススキを敷いてみたけど、後日強風でほぼ吹き飛びました(笑)。隣の区画の方、すみません・・・

庭も畝を立てておきました。

1月12日、マルチもせずに大根が発芽してくれました。暖冬ということもあったかも。

健気でこれだけで嬉しい、愛しい・・・

春を待ちわびつつ、本とのにらめっこが始まりました。