いくやの斬鉄日記

オープンソースからハイスクールフリート、The Beatlesまで何でもありの自称エンターテインメント日記。

Software Design (ソフトウェア デザイン) 2010年 11月号 [雑誌]

2010年10月18日 23時17分14秒 | Ubuntu
Software Design (ソフトウェア デザイン) 2010年 11月号 [雑誌]
クリエーター情報なし
技術評論社


Ubuntu 10.10について10ページほど書かせていただきました。
よろしくお願いします!
創刊20周年記念号に載せていただけるなんて、光栄ですねー。
私もこれからゆっくり読ませていただきます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Ubuntu 10.10 Desktop 日本語 Remix CD をリリースしました。

2010年10月16日 13時05分53秒 | Ubuntu
Ubuntu 10.10 Desktop 日本語 Remix CD をリリースしました。

リリースノートをよく読んで、バージョンアップするかどうか検討してください。個人的にはIBusのバグが修正されるまではバージョンアップしない方がいいと思いますけど。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

OpenOffice.orgで、一行の文字数を変更できるタグ付きPDFを出力する

2010年10月13日 20時46分01秒 | LibreOffice/AOO
PDFというとレイアウトが決められていて、一切変更できないというイメージがありますが、アクセシビリティという観点から考えると、これは不利です。目がいい人であれば文字を小さくし、情報量を増やす、目が悪い人は文字を大きくし、読みやすくする。レイアウトが決められていると、表示を上下左右に動かさなくてはいけないので、面倒です。
そういった場合、このタグ付きPDF(tagged PDF)を使うと、1行の文字数を任意に変更でき、読みやすくなります。「リフロー」というやつですね。

OpenOffice.orgを使うと、これが簡単にできることがわかりました。
[ファイル]-[PDFとしてエクスポート]の[全般]タブに[タグ付きPDF]があるので、これにチェックを入れてエクスポートします。






Adobe Readerで普通に表示するとこんな感じですが、[表示]-[ズーム]-[折り返し]にチェックを入れると、



こんな感じになります。もちろん表示倍率は変更しています。

問題は、PDFビューワがタグ付きPDFに対応している必要があることです。例えばEvinceは非対応です。とはいえ、Adobe Readerのシェアは圧倒的に高いはずなので、まぁ大丈夫でしょう。

PDFを配布する場合はタグ付きPDFにして、アクセシビリティにも配慮したいですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

VirtualBox 3.2.10リリース!

2010年10月12日 08時12分14秒 | ニュース
ダウンロード

Ubuntu 10.10では微妙と書きましたが、これで修正されているはずです。確認はしていませんが。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シャープのGALAPAGOSが普及しなさそうな理由とその対策

2010年10月11日 22時22分06秒 | 電子書籍
シャープのGALAPAGOSは言うまでもなく発売前なわけですが、どうも現段階であまり普及しなさそうな気がするのです。まずはこちらをご覧ください。

GALAPAGOSのDRMをめぐるwindhole氏とrokuzouhonda氏の会話

これからの話は、これが全て事実だと仮定して進めます。
ポイントは、

GALAPAGOSストアで販売するものは、閲覧がGALAPAGOSに限定されます(1人2台まで)。DRMだけでなく、GALAPAGOSストアに接続できる環境も特定のもの(本体、専用ソフト)だけだし。

です。
前も書いたとおり、現行のPC用のXMDFはコピー制限はありませんが、これを2台までに限定するというのは、大幅な改悪に見えます。とはいえ、DRMの強さは必ずしも商売上の失敗を意味するものではありませんけど、電子書籍ではどうなんでしょうか。

アメリカでの成功例を挙げてみましょう。
Amazon Kindleはこの端末が有名ですが、実はWindowsやAndroidやiPhoneなどさまざまなデバイス用にリーダが用意されています。デバイスが変わっても、しおりを挟んだところから読むことができるという特徴があることもご存じの方も多いでしょう。逆に言えば、リーダとなりうる環境がたくさんあるということです。これがポイントです。
では、Appleはどうなのでしょうか。iOS 4になってiBookが使えるようになり、iOS 4がインストールできる/されているiPhone/iPod touchに、もともとインストールされているiPadを加えれば、こちらもかなりの数のリーダが普及していることがわかります。DRMはFairPlayで、5台分までコピーすることができ、まぁそれだけあれば充分でしょう。

翻ってGALAPAGOSはどうでしょうか。
今のところ専用端末が2モデルしかなく、Windowsや他のプラットフォームでは読むことができません。もし読めるようになったとしても、2台までしかコピーできません。
シャープがGALAPAGOSストアをどのように展開するのかはまだわかりませんけど、現行のXMDFではかなり多くのリーダハードウェアが存在します。AQUOSですら対応していますよ!
とにかく、GALAPAGOSではリーダというか読める環境が大幅に絞られるわけです。今後GALAPAGOSストアがいろいろなところで使えるようになったと仮定して、シャープが好きな人は、GALAPAGOS 2機種に携帯電話にAQUOSに……と購入しても、2台までにしかコピーできません。
あっちのあれはあれで読んだけど、こっちのこれはこれで読んだ……というのを、いちいち管理しないといけません。そんな面倒くさく馬鹿馬鹿しいことやってられるでしょうか? 私なら読まなくなりますね。

ゲーム機にしろBlu-ray vs HD DVDにしろ、結局はコンテンツ提供者が勝敗を握っているので、おそらく電子書籍も同じだとは思うのですが、どうせ提供するなら、潜在的に使用できるリーダが多いほうがいい、と思うんじゃないでしょうか。シャープの端末と一蓮托生はリスキーではないでしょうか?

現段階で想定できる改善点は、2つあります。
1: DRMは現行のXMDFと同じにし、さまざまなハードウェアに対応したリーダを開発する。とはいえ、リソース的に厳しいと思われるので、Adobe AIRで動くものにする。これでiOS以外はおおむねカバーできる(理論上)
2: 専用端末での展開を諦め、スマートフォンを主軸にする。日本では携帯電話で電子書籍を読む人が多く、シャープ以外から出すスマートフォンにも載せれば、かなりの台数になる。ディスプレイサイズが小さいのはネックだが、解像度の向上とリーダの改善で、ある程度はカバーできると思われる

1はアメリカでの成功事例の踏襲、2は日本でのそれです。
日本人はちっちゃくて付加価値が多いものが好きなので、電子書籍端末が普及するかは未知数です。スマートフォンとノートPCを持ち歩けば、かなりの重さになりますし。なので、スマートフォンで展開というのはそれなりに現実味があると思いますし、現状きついDRMでもみんな購入しています。
シャープが出すスマートフォンのブランド名は、もちろん「GALAPAGOSケータイ」です。

……おあとがよろしいようで。

追記:
電子書籍端末としてのGALAPAGOSとGALAPAGOSストアがごっちゃになっていて少々読みにくいですね。すみません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

インサイド・ドキュメント「3D世界規格を作れ!」

2010年10月11日 21時58分54秒 | 日記
インサイド・ドキュメント「3D世界規格を作れ!」
本田 雅一
小学館


よーやく手に入れて、一気に読んでしまいました。

タイトルからはどんな本なのかわかりにくいですけど、DVDから始まってBlu-ray vs HD DVDで雌雄を決するところからテレビの3D化を経てBlu-rayに3Dを収録する規格を電光石火の早業で決めてしまうまでを、主にソニーとパナソニックに焦点を当てて描いています。
もーすさまじいです。世界でトップレベルに立ち続けることがどんなに大変なのかわかりましたし、テレビやディスクに関しては、日本の技術は間違いなく世界一であることもわかりました。

HD DVDがなぜ失敗したのかとか、現在日本でプラズマディスプレイパネルを作っているのはパナソニックだけで、それが3Dと相性がいいとか、Blu-rayの3D規格はプレイステーション3ありきだったとか、とにかく読んでいて目から鱗がぼろぼろ落ちまくりました。
あとがきにもいいことが書いてありましたし、世界で戦い続ける漢の生きざまを目の当たりにしたい人にはオススメです。

ほぼシャープのことは何も書かれていませんし、東芝はHD DVDでフェードアウトしてからのことは書かれていませんが、先日裸眼で3Dを見られるテレビを発表していました。これがいかに技術的に難しいか(大画面化できないか)もこの本に書かれていますが、周回遅れかつ液晶を生産していない東芝には、これしかなかったんでしょうね。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

デジタル時代の著作権 (ちくま新書)

2010年10月11日 21時11分14秒 | ライセンス
デジタル時代の著作権 (ちくま新書)
野口 祐子
筑摩書房


良書というほかありません。
著者さんは弁護士で、有名な中山信弘先生とCreative Commons(CC)で有名なレッシグ教授に師事していて、クリエイティブ・コモンズ・ジャパンの常務理事だそうです。
内容もそんな感じで、著作権の入門書ではないので若干の知識は必要ですが、現在の著作権はパッチワークかつ大幅な改正は難しいうえ、少数意見が取り入れられないので問題なので、フェアユースを取り入れてCCも使っていきましょうという内容です。明確に保護期間の延長に反対もされています。
私も近い考えの持ち主なので、いちいち納得しながら読みました。逆の考えを持つ人には、耳が痛いのでしょうが。

フェアユースに関して本当にそうで、現行の著作権法に反するからという理由で行えない新しい事業なんていくらでもある気がしますし、その損失は膨大なものになっているのではないでしょうか。
メイドインジャパンとiPad、どこが違う? 世界で勝てるデジタル家電 』にも、多少リスクを負ってもいいじゃないのようなことが書かれていましたし、私もそう思います。まぁ私が大した権利者じゃないからそう思うのかもしれませんが。
ちなみに、家庭用ビデオデッキを引き合いに出して、ピンチをチャンスに変える機会もあるんじゃないの、とも書かれています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

恋する鬼門のプロトコル 2 (電撃文庫)

2010年10月11日 20時57分31秒 | 小説
恋する鬼門のプロトコル 2 (電撃文庫 て 5-2)
出口 きぬごし
アスキー・メディアワークス


なんとなく荒俣宏氏チックになってきたなと思ったのですが、よく考えたら氏の著作は読んだことありませんね(ぉぃ
戦前の時点で東京の地下鉄は掘り終わっていたんだよ! な、なんだってー(AA略 みたいな。
いかにもラノベという点と、わりと重めの設定のバランスがうまく取れているなぁと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウチの姫さまにはがっかりです…。 (電撃文庫)

2010年10月11日 20時51分53秒 | 小説
ウチの姫さまにはがっかりです…。 (電撃文庫 す 5-22)
鈴木 鈴
アスキー・メディアワークス


この作者さんの作品は初めて読みましたが、ベテランのようで。
いや、面白かったですよ。姫さまばかりでなく、いろんなキャラががっかりだったような気もしますが、それもまた一興。
なるほどこういう差別化の方法があって、オチも秀逸だなと思いました。
良作というか佳作というか。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なれる!SE 2 (電撃文庫)

2010年10月11日 20時44分41秒 | 小説
なれる!SE 2 (電撃文庫 な 12-7)
夏海 公司
アスキー・メディアワークス


やっぱり涙なしでは読めません……。
構築と運用の対立とか、監視がほげふがとか、その原因が(自粛)とか……ありがちすぎる……。
この手の知識がない人が読んで面白いのかはさっぱりわかりませんけど、リアリティはありすぎます。どこにでもありそうなことがラノベになっちゃうのは、面白いような怖いような。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする