白衣を脱いだ生活♪

これ以上脱がさな・い・で・・・

脂肪肝と脂肪性肝炎は違う!

2004-09-08 | Medicine
脂肪肝は、肝臓に脂肪(主に中性脂肪)が貯まるということは多くの人が知っているでしょう。

一方、脂肪性肝炎はあまりよく知られていないと思います。
以前はアルコールの多飲によって起こることが多かったのですが、1990年後半に発表された非アルコール性脂肪性肝炎は、アルコールを飲まない人でもなるのです。

決して予後が良い病気ではありません。

脂肪が貯まってる~と安易に考えてると、落とし穴にはまるかもしれません
来~る、きっと来る~きっと来る~

星座占いワースト1

2004-09-08 | Everyday affairs
今朝、フジの星座占いワースト1でした

【HELP】に「椅子の座面を拭く」と書いてあったので、全部拭きました。

そして、龍玉様および分院にいつもの倍のお賽銭!

完璧に厄払いをしたつもりでしたが・・・

結果→外来に急性白血病の初診患者さんが3人もいらしてしまいました

私に診て貰った患者さんは、「幸せ」ってことにしとこ

肥満の何が悪い!

2004-09-08 | Medicine
肥満と肥満症は違います。
したがって、肥満のヒトはべつにいいと思うのですが、肥満症は病気ですから治した方がよいと思います。

肥満症とは、
1.体重 (kg) > 身長 (m) x 身長 (m) x 25
2.肥満に伴う病気(糖尿病、高脂血症、高血圧、動脈硬化性疾患など)がある。
と日本では定義されています(米は x 30)。

しかし、1.を満たさなくても、18~20歳時の体重より明らかに増加している場合には肥満症の可能性があります(この場合は、内臓脂肪>皮下脂肪が多いようです)。

脂肪細胞からは様々なホルモンが分泌されていますが、これを総称してアディポカインといいます。

肥満症の場合、脂肪細胞が大きく(肥大)なっていますが、肥大した脂肪細胞からは悪玉アディポカイン(TNF-α、レジスチン、遊離脂肪酸など)が分泌されます。

一方、小型の脂肪細胞からは善玉アディポカイン(アディポネクチン)が分泌されます。

悪玉アディポカインが多く分泌されると、インスリン抵抗性(インスリンの効きが悪い)を引き起こし、糖尿病や高脂血症などの生活習慣病が発症し易くなります。

また日本人の約40%は、生まれつきアディポネクチンを分泌しにくい体質なのです。

したがって、肥満の方は、
1.両親や兄弟に生活習慣病の人がいないかどうか!?(アディポネクチンを分泌しにくい体質かどうかの目安になる)
2.現在、生活習慣病に罹ってるかいなか!?(採血でチェック)

この二つを確認した上で「元祖でぶや」を見ましょう!

からだに良いアルコール

2004-09-08 | Medicine
1日のアルコールの適量はおおよそ以下のごとくです。
(全てではなく、何れかですから)

ビール中瓶1本(500ml)
ウィスキーシングル2杯
ワイングラス2杯
日本酒1合


ウィスキーなどの度数の高いアルコールをロックで飲むと、食道癌の危険がUPしますから。