命きらめいて☆馬、犬、猫など動物に関する理不尽な事件や心温まる出来事の記録

円山動物園マレーグマ虐待死亡事件/脱走シマウマ水死事件/動物虐殺事件/宮古馬放置死事件/上げ馬神事

マレーグマウッチー虐待死事件の直後の新聞記事

2015年10月11日 14時47分05秒 | 事件
マレーグマウッチー虐待死事件の直後の新聞記事が見つかったので☆参考資料に追記編集を加えた。その部分だけをここにアップしたい。

○マレーグマ:高齢ウッチー死ぬ 繁殖同居中けんか 円山動物園 /北海道

毎日新聞 2015年07月29日 地方版


 札幌市円山動物園は28日、絶滅危惧種、マレーグマの雌「ウッチー」(推定30歳以上)が死んだと発表した。死因は腸管ヘルニアで、雄とのけんかが原因の可能性があるという。


 同園によると、25日朝、職員が寝室から屋内展示場に出そうとしたところ、死んでいるのを見つけた。解剖の結果、右肋骨(ろっこつ)4本が折れ、骨が胸膜と横隔膜に穴を開けて腸管が出ていた。

 同園はウッチーのほかに雄1頭、雌1頭を飼育しており、雄と雌を分けて展示していたが、繁殖のため6月16日から日中の40分〜1時間、3頭を同居させていた。24日は1時間の同居のうち約20分間、ウッチーの上に雄が乗るなどしてけんかしていたという。骨折は最近のものではなかったが、けんかの衝撃でヘルニアになった可能性があるという。

 ウッチーをめぐっては、高齢のクマをペアリングさせていたことなどにネット上で批判が集まっている。同園の柴田千賀子飼育展示課長は「クマは繁殖を進める上でけんかになることがある。ツメが鋭く、少しのけんかでも傷ができてしまう場合があるが、ペアリングするには必要な過程だった。このような結果になったのは残念。」と説明している。

http://mainichi.jp/area/hokkaido/news/20150729ddlk01040219000c.html
(そのうちリンク切れに)

オスが発情したメスの首などを乱暴に咬んだりしながら交尾することはいろいろな動物で観察されることだが、殺したりするほどの乱暴はしないものである。その乱暴な行為と今回のウッチーへの攻撃とをこじつけようとしているかのような発言だ。

この時、驚くべきことに上記の事故直後のマスコミへのコメントで、ウッチーとウメキチとの繁殖を目的に同居させていたと認める発言もしている。表向きは繁殖過程で起きる乱闘による事故のせいにしようというシナリオはこの時点で出来上がっていたということだろう。事件が起きる前から飼育員も「ダメモトでウッチーの赤ちゃんを期待している」などと不信に思う常連客に答えさせていたことからもわかる。

それにしても、超高齢熊ウッチーとウメキチとのペアリング(繁殖)をしていたなどとよく言えたものだと感心する。普通ならありえないこと過ぎて途中で恥ずかしくなったのかこれ以降、ウッチーとウメキチのペアリングについては言わなくなったようだ。しかし、事故報告書の中ではそれをほのめかす表現が含まれているので、文書は巧妙に仕上げてあると思う。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。