・我々は実存を事物に帰する。しかし実は事物は我々なしに実存するのではない。
なまの存在が真正の実存の段階に達するのは、我々がそれに関して持つ知識によるのであり、
世界が実存しているという意識の中には我々が実存しているという意識が予想されている。
『実存主義』ポール・フールキエ著 45ページ
【事物は我々なしに実存するのではない】
物はただそこにあるだけでは十分ではなく、人がその存在に気づいて、
その使い方や意義を見出されて初めて存在するといえる。
【世界が実存しているという意識の中には我々が実存しているという意識が予想されている】
人が見る世界は、その人の存在というフィルターを通したものになる。
[コメント]
自分の存在ってあまり省みることはないので、少しでも気にかけられたらいいな。
喜怒哀楽の感情も、出来事に対する自分の考え方や思惑ありき。
実存という概念は私も全く分かっていないので、私はこういう考えが浮かんだ
ということを書き留めておく。
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