eternal-freshman 読書録

このブログでは私が読書(哲学・自己啓発・スピリチュアルが関心事)で
出会った心を揺さぶるフレーズを記してみようと思う。

思いを実現させる力を使おう(読書録⑤)

2020-06-20 22:25:43 | 日記

・信じるものはなんであれ、現実になります。たとえば、「困難が存在する」

と信じれば、困難を経験するための、さまざまな状況を自分でつくりだします。

同様に、「痛みが存在する」と信じれば、創造力を使って痛みを経験する

状況をつくりだすのです。

『「成功」+「幸せ」を手に入れる21の原則』アーノルド・パテント著 258ページ

 

・人間には「選択の自由」があります。「信念がかたちになる」という

システムは、人間がみずから選んだものです。それがわたしたち流の、いわば、

「自分の信念に責任をとる」方法なのです。

同著 259-260ページ

 

 

[コメント]

自分にとって不都合な現実を作り出すという現象を私も延々と繰り返している。

自分の中にある「選択する力」というものは強力で、気づいていてもいなくても、

私たちは信じるものを現実化している。

しかし、その力は上手く使いこなせば理想的な方向へも作用する。

まずは、自分の望まない現実が目の前にあると認識した時に、自分が思っていたり

信じていたりすることはどんなものがあるかを精査できればと思っている。

それができれば、変えられる信念を探し出せたり次へ行くステップが見えたり

してくるでしょう。


せっかくだから俺は、この赤い背表紙の本を選ぶぜ!(読書録④)

2020-06-19 22:03:16 | 日記

・《僕に命令を与えるものとて誰一人いなくなってしまっていたのだ》

《僕は僕の掟以外の掟は持たないように運命づけられているのだ》

《人間はみんなそれぞれ自分の道を発明して行かなければならないんだ》

『実存主義』ポール・フールキエ著 69ページ

※上記の文章は『実存主義』内での引用

(「蝿」ジャン・ポール・サルトル作 第三幕、第二場)

 

・おれたちは絶えず突き進んでいるのではないか?それも後方へなのか、

側方へなのか、前方へなのか、四方八方へなのか?(中略)

それをやれるだけの資格があるとされるには、おれたち自身が神々とならねば

ならないのではないか?

『悦ばしき知識』「125.狂気の人間」フリードリヒ・ニーチェ著 

 

【人間はみんなそれぞれ自分の道を発明して行かなければならないんだ】

自分の意志で動き自分で選択する自由は、人間にとっては身に余るものである。

その自由を目の前にすると、人間は絶望すらする。

 

【それをやるだけの資格があるとされるには、おれたち自身が神々と

ならねばならないのではないか?】

人間の身に余ることをやってのけるには、人間を乗り越えていかなければならない。

 

[コメント]

今回はみんな大好き、ニーチェ大先生とコラボした。まさに「神は死んだ!」で

お馴染みの寓話から引用している。

サルトルとニーチェどちらも似通ったニュアンスのメッセージを投げていて、

「もはや信じれば俺たちの行く末を導いてくれて、将来を約束してくれる

存在などいない。全部自分の自由意志で決めなければならない」と絶望している。

私たちは国においては憲法や法律があり、学校や職場においては校則や

各種規定があり、家庭ですら掟や約束事がある。

それに「従え!従え!」と言われながら日々立ち回っている私たちに、

自由や選択といった言葉は耳慣れない、ピンと来ないものとして映ることがある。

しかしそんな中でも先に取り上げた「人の持つ唯一絶対の力」というものは

強く働いており、上手く使えば心強い味方になるが、下手をすると破滅に

つながる。

少なくとも精神的な自由は、「何の根拠も、基盤も、支点もない空虚なところに

身を立てなければならない」という途方もないものである。

それこそ「自由からの逃走」や「自由という刑罰」という表現が出てくることが

あるが、それらは的を射た表現だと後々分かるだろう。

私たちは常にこの強大なものと対峙している。それはしんどいことである。


「しかし本質側がどう動くか、これが分からない」(読書録③)

2020-06-18 21:56:38 | 日記

・与えられた環境の中で人間は、幾つもある仮説の中から選択することができる。

選択して後始めて、彼は、自分が実際に選んだもの、この選択が自分をならせたもの、

自分の本質を知るのである。

『実存主義』ポール・フールキエ著 50ページ

 

・イーノック、人が持つ唯一絶対の力…それは自らの意志で

進むべき道を選択することだ。

お前は常に人にとって最良の未来を思い、

自由に選択していけ。さあ、行こう。

<El Shaddai -エルシャダイ-> ルシフェル

 

【人間は、幾つもある仮説の中から選択することができる】

人が進む道は一本道ではなく、数多くの中から選んだ道であり、選ぶことができる

ということが人間固有の力である。

 

【人が持つ唯一絶対の力は、自らの意志で進むべき道を選択すること】

自分の意志で進んでいく道を自由に選ぶには自分が自分の世界の主役だ

ということを思い出すことが重要である。

 

[コメント]

「選択する」というキーワードが出てきたからには、ルシフェルのこの科白を

取り上げずにはいられないな。

PVしか見ておらず未プレイだけど、今読み進めている本のメッセージと似ているので

思い出した。

英語の字幕では人間は

The power of choice(選択する力)

Free will(自由意志)

という二つの力を授かっているとして、

「人間は自分自身が望むどんな道にも進むことができる」ということを言っている。

イーノックは人間たちをサポートする立場にあるということだろう。

実存主義者も似たようなことを言っている。

ここで私が受け取ったメッセージは、

「自分自身で選択していることを自覚し、選択するという行為に慣れろ」

といったところか。

願わくはその選択が自分にとって最良のものとなりますように。


じつぞんは、います。(読書録②)

2020-06-17 23:03:21 | 日記

・実存主義の用語においては、《実存する》は存在するの同義語ではない。

石ころは存在するが、しかし心の働きの外に実存するのではなく、

心の働きのみがこれを実存させ得るのである。

『実存主義』ポール・フールキエ著 48ページ

 

・先駆的な物理学者マックスプランクは、「物の見方を変えると、

あなたが見ているものが変化する」といいました。(中略)

認識を変化させると、現実もそれに合わせて変化します。従って、

内面の認識、すなわちあなたの自意識のなかで、現実が始まるのです。

『チョプラ博士のリーダーシップ7つの法則』ディーパック・チョプラ著 215ページ

 

【心の働きのみがこれ(石ころ)を実存させ得るのである】

視界に入る物全てを意識して見ているのではない。人は目に入るものを

目的に合わせて仕立てている。

 

【内面の認識、すなわちあなたの自意識の中で、現実が始まるのです】

私たちは自意識という一つの実存を通して世界を見ている。すなわち、

今目の前で繰り広げられている日常も、自分の内面(実存)とリンクしている。

 

[コメント]

今回は堅苦しい哲学書とスピリチュアル本からフレーズを持ってきた。

どちらも自分自身の心や意識の働きを強調している。

これは私自身がいわゆる「気の持ちよう」と世界の関係が知りたいと思って

多くの本を開いてきた道中でのこと。

その中で全く違うカテゴリの本であっても「これ同じことを言ってるのでは?」

と結びつけて考える癖がついた。

本来の読み方とは違う邪道かもしれないが、楽しい。

みなさんもお試しあれ。


じつぞんです。よろしくおねがいします。(読書録①)

2020-06-16 18:59:43 | 日記

・我々は実存を事物に帰する。しかし実は事物は我々なしに実存するのではない。

なまの存在が真正の実存の段階に達するのは、我々がそれに関して持つ知識によるのであり、

世界が実存しているという意識の中には我々が実存しているという意識が予想されている。

『実存主義』ポール・フールキエ著 45ページ

 

【事物は我々なしに実存するのではない】

物はただそこにあるだけでは十分ではなく、人がその存在に気づいて、

その使い方や意義を見出されて初めて存在するといえる。

 

【世界が実存しているという意識の中には我々が実存しているという意識が予想されている】

人が見る世界は、その人の存在というフィルターを通したものになる。

 

[コメント]

自分の存在ってあまり省みることはないので、少しでも気にかけられたらいいな。

喜怒哀楽の感情も、出来事に対する自分の考え方や思惑ありき。

実存という概念は私も全く分かっていないので、私はこういう考えが浮かんだ

ということを書き留めておく。