人が、こぞって来ない場所が好きだ。
大勢の人で賑わっているのが好きではないので、
気になる場所は平日狙いで行く。
平日は仕事で休みが取れないとか、
事情あって平日は動けないとか、
空いてる平日狙いができない人は多くいるだろうが、
世の中には、「賑わっている場所だから行きたい!」
という人もいる。
と、友人に言われたときの驚きときたら……。
たとえば、渋滞に遭うのが予想できるのに、
ちゃんと渋滞に嵌る場所へ、嵌る時間帯に行くのは、
そうすることで「行った!」という達成感、
つまり「行った!」という印象づけが得られるものらしい。
(本人が自覚しているとは限らないが。)
そして、そもそも、
そういう人は、混んでるのは嫌だと思っていない、
らしいのだ。
(本人が自覚しているとは限らないが。)
これを聞いたとき、私の世界が止まった。
何しろ自分は、ほぼ貸し切り状態が好きだから。
映画館でも公園でも、
「人、いない~」が嬉しいものだから。
自分がそうだから、
みんなもそう!ではない。
当たり前のことだけど、
けっこう、自分とは違うことを認識せずにいることがある。
「ふつう、そうでしょ?!」
と思っていることは、疑ったほうがよい。
「ふつう」と思っている自分の決めつけを。
最近は、混んでいようが、渋滞があろうがもろともせず、
人が多くいそうな場所へ出かけていく人は、すごいなあと思うようになった。
人混みに対してタフでないと、できないもの。
《22》📔📒📓