17年産は、オリジナルコシヒカリとコシヒカリBLの二種類が出回りますが、18年産からは、オリジナルコシヒカリは、新潟コシヒカリとして認めないという、強行方針のようですね。
ニセモノ排除のために、新潟自らが、ニセモノを本物として作ることを決めているというわけです。
このことは、コシヒカリの最大産地であり、日本米の標準を標榜し、価格形成でも、大きな影響をもっている新潟が行おうとしているのに、販売側の声も聞こえてこないのが不思議であります。
売り手、生産側からの発想を、プリダクトアウト。買い手、市場からの発想を、マーケットインと呼びます。
今回やろうとしていることは、まさにプロダクトアウトの発想です。
米の食味というのは、極めて微妙なものです。
僅かの差を「微差」といいます。
この、わずかの差を大切にしているのが、プロなのです。その積み重ねが「大差」となるのであって、そこを疎かにすると、大変なことになります。
コシヒカリBLがオリジナルコシヒカリを食味の点で「超える」という話しは、ほとんど聞きません。
消費者の舌を軽視すると、とんでもないことになると思います。
コメント一覧
たるたる
komikomi
市川 稔
komikomi
最新の画像もっと見る
最近の「Weblog」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2004年
人気記事