市川稔の米(マイ)情報

IN北海道

北海道に来ています。

取組先農家と情報交換していました。

北海道と言っても広いです。

大きなくくりでは空知地方ということになります。

北海道は「札幌」とそれ以外というくらい大きな差があります。

コメ作り農家は農村ということになります。

日本の農村問題、それは北海道でも同じ。

人口減る、高齢化、農家そのものも減少。

美唄市のある農家ですが、大きくやっています。

53歳になる農場主は同級生60数名いますが、農家を継いでいるのは一人だけだそうです。

小さな農家は農業やめて、農地を貸すなり売るなりしています。

当地方では、貸し借りより売買が多いそうです。

圃場整備されている田んぼで10aあたり30万ちょいとか。

転作は麦、大豆、それと飼料用米。

この農家は耕作面積すべて(飼料用米含め)乾田直播で栽培しています。

100haくらいはひとり、夫婦で出来ると言っていました。


中小企業・小規模事業者の後継者問題のことも書きましたが、農家も同様であります。

やはり、団塊世代のリタイヤで状況、環境は激変すると。


65歳過ぎたら設備投資しなくなるし。

後継者いる方が圧倒的に少ない。

従って、農地は集約されます。


それと、


限界集落という言葉がありますが、集落として成り立たなくなります。

学校、病院、スーパーなど生活するためのインフラが無くなります。

すでに無いところもあります。

農地はあるが、普通の生活が出来なくなるのです。


そうなればどうなるか?


生活は街に住んで、通いで農業をするようになるのではないか。


コンパクトシティという表現もありますが、人が住むところは集約されてゆく。


行政サービスが出来ない、出来なくなる。


団塊世代の年齢と共にそうならざるを得ない。


団塊世代トップが71歳になるので、これから10年で激変するということ。


これは、北海道に限らず全国的にそうなるでしょう。

農業で生計立てる、小生の会社のようにコメを扱う業者も様変わりするでしょう。

流通も激変しています。

伸びるのはECです。


景気が良いとか悪いとかそういう話しではありません。

環境変化にどう対応して行くかということです。



追記
北海道、5月は気温も高くよいスタートだったが、6月半ばから低温と雨が多く。
稲の生育が遅れているそうです。
5日から10日くらい遅れている。

回復は今後の天候次第。

稲は思いのほか強いので回復すると思うのだが。

好天を願うばかりです。




写真は乾田直播の田んぼ。
この田んぼは一枚で2,2haあります。








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セミナーに参加。

北海道の客観データとこれから


北海道命名150年

北海道への外国人観光客(インバウンド)
2010年74万人 2016年230万人 2020年500万人へ

札幌一極集中

     2010年   2040年
総人口  551万人   419万人
札幌市  191万人   175万人

人口の3分の1を札幌が吸収している
1.サービス業が事業の大半
2.その3分の2は非正規従業員 収入不安定 結婚ナシ 子供ナシの人生
3.札幌市への人口集中は北海道人口減少に結びついている

生活基盤 JR、バスの危機的状況続いている

人口減少

ピーク1997年569,9万人 2010年550万人 2040年419万人 2060年308万人



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このように北海道は強烈な人口減少により状況一変する



全国的に同じような傾向だが、北海道はとにかく面積が広いのでインフラ整備の金が不足するだろう


どう生きるか?


生活設計を真剣に考える必要ありますね。




大雨の札幌にて

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コメント一覧

市川 稔
どうぞ
ブログで紹介。


どうぞどうぞ(^^)/
けん
勉強になりました
https://ameblo.jp/teen-1323
乾田で農薬を倍、散布とは・・。
ここでは発言できない事ですね。
北海道でも雪が少なくなってきている
そうですが、未来は畑に活用するしかなくなるのでは?
中国人が北海道の土地を買っているのは、
水資源の確保なのでしょうけれど、
手入れはされるか疑問です。

URLは自分のブログです。
この記事をブログで紹介してもいいでしょうか?
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